Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

ラングラー フロントデフオイル漏れです

2016-04-27 07:31:18 | 日記
お客様より紹介いただきましたご新規さまK氏所有の07年、ラングラーアンリミテッドフロントアクスルよりオイル漏れ修理です。



左前のアクスルシャフトの根元よりデフオイルが漏れてホイールがベトベトになっています。



GM系を中心に修理している当方ですがジープのノウハウは多くありません。

足回りの資料を取り寄せて分解していきます。

ジープはGM系のデフと違いシャフトがホーシングの中に隠れていて、オイルシールがホーシングの奥にあるようです。

デフカバーを開けてキャリアを取り出しホーシングの中から打ちかえるようになります。


シャフトを抜くため足をばらしていきます。




ばらして行く途中に困ったことが、、、

ハブを止めているボルトが痛んでいます。



片側3本中1本は交換されて明らかに新しいですが、2本はこの状態です。

前に作業した方は気付いているはずですね。

雌ネジにタップたてて組むのは気持ち悪いのでハブ、ボルトとも新品交換します。

部品商に部品注文しようと思って問い合わせしましたら国内在庫無しとの回答が、、、、


仕方ないのでアメリカから取ろうと調べるのですが、この車両は右ハンドルのディーゼルターボ。

これで間違いない!という部品が絞りこめません。


オーナーK氏はこの車をジープに詳しい専門店で購入されたとのことで、そこの社長さんに電話して頂き話をさせていただきました。

どうやらガソリン車とハブは共通とのこと、ABSセンサーの配線の長さが右ハンドルと左ハンドルで違うようです。

それでしたら部品が取れますのでアメリカに発注して一度元戻しで部品の入荷を待ちます。


ハンドル切ったらステアリングダンパーがロアのボルトに当たっています。



こんなんでいいんですかね?



車は変わってI氏所有の00年タホ。

以前よりクーラントの甘い臭いがしはじめているので、修理しなくてはね、、、、と言っていたのですが当方の都合で先延ばしさせて頂いていました。

が、ついにダバダバ漏れるようになってしまいました。



ご本人がラジエターから漏れているのを見つけてくれていますのでラジエター交換します。

はじめは小さいクラックだったのでしょうが、もう穴が開いていました。



ラジエターホース、サーモスタットもあわせて交換。

お待たせしてご心配お掛けしましたが、無事納車となりました。