Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

69カマロ オートマ修理です

2020-10-02 09:15:37 | 日記
業者様より依頼頂きましたオートマ修理(オーバーホール)です。

69年のカマロ、TH350との事ですがこのくらいの年式になると何のトランスミッションが載っているか現物確認しないと安心できません。

トランスミッションを持ち込んでいただくとTH350でした。



車ごとお預かりするわけではありませんので不具合個所を教えていただきます。

今回の場合全く動かなくなったとのこと、、、、、注意してばらしていきます。



オイルパンの中も焦げたクラッチが出てきましたのでクラッチが限界以上に減ってしまい、クラッチを圧着させるピストンが飛び出しての油圧抜けを疑い進めます。

インターミディエットクラッチ、ダイレクトクラッチはガリガリになっていました。



☝黒く焦げています。

ピストンの抜けは目視では確認できませんでしたがオーバーホールしていきます。

私は全部一気にばらすのではなくユニットごとに進めていきます。



ケースにアウトプット側を組んでいき



インプット側もユニット単位で組んでいきます。



インプット側は一度ミッション外で仮組みして低圧のエアーでクラッチの作動確認をします。



アウトプット側も同様にチェックします。

実際の作動はATFの油圧によってピストンを作動させ、クラッチを圧着させるのですがその作動を低圧のエアーで行い、作動を目で確認します。

あとはケースに組み込んでいきます。



バルブボディー系は写真撮り忘れたのでまたの機会に!

すべて組み終わり納品となりました。



次回はC1500オーバーヒートと水漏れ、シルバラード4L60Eトランスミッションオーバーホールです。

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