Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

98タホ エンジンより異音→フル整備です。

2022-01-29 08:06:06 | 日記
S氏所有の98年タホ、エンジンより異音がします。



音の感じから子メタル(コンロッドメタル)と思います。

ここからの音はコンロッドメタルの交換が必要です。

コンロッドメタルの交換だけでしたらオンザカーでも無理やりできなくはないですが、子メタルからの音がするくらいですから親メタル(クランクメタル)も怪しいのでエンジンをやらせていただくこととなりました。

エンジンをやる、、、、、と言いましても選択肢はいくつかあります。

以前も書きましたが

①新品(リビルトされた)エンジンをアメリカより取り寄せる。
②今のエンジンを降ろしてオーバーホールする。
③中古のエンジンをそのまま積む
④中古のエンジンをオーバーホールして積み替える。

などが考えれます。

①が安心度が高いですが費用がかなり掛かります。

③は安価で済みますが不安要素が多いです。

②は降ろして、分解してから組み立てるので時間がかかります。

ということで④の作戦で行くこととなりました。

まずはドナーですが当方こういう時の為GM系の部品取り車を何台か所有しています。

今回は99年サバーバンのエンジンが適合しますのでこいつを使います。



この写真はもうばらし始めていますが、今回手を付けるまで普通に走れる車両です。

ばらす前にコンピューター診断機にて不具合の履歴がないか確認、エンジンの圧縮の測定、エンジンオイルを抜いて異物やメタルパウダーの混入がないかなどベースエンジンとして役を果たすか確認します。

不安要素もありませんでしたのでこれをベースに進めることになりました。

まずはプロペラシャフト、マフラーなどを外していきトランスミッションを降ろします。



続いてエンジンも降ろしていきます。



降ろしたエンジンはスタンドにかけて各部確認しながら分解していきます。



何にでもいえることですが、分解作業はとても大事です。

組み立てるのが大事なことは皆さん想像つきますが、分解するとき、、こちらもとても重要です。

どこかに不具合の痕跡がないか注意深く分解していきます。

続きはまた次回です!


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