-----3月22日掲載の「おかめ桜に集まるミツバチ」より続く-----
日本で見られるミツバチには、日本に古来より生息するニホンミツバチ、養蜂の目的で輸入されたセイヨウミツバチの2種類が知られています。ニホンミツバチは体色が黒っぽいのに対してセイヨウミツバチは黄色いという違いがあります。
菜の花や早咲きの桜に集まるミツバチはどれも黄色っぽい色調でした。このことからすると、セイヨウミツバチと思われます。
おかめ桜で蜜を求めるミツバチの拡大写真です。
ニホンミツバチとセイヨウミツバチをより確実に識別するには、後翅の翅脈のパターンを見るという方法も知られています(たとえば菅原道夫氏のHP参照)。
ニホンミツバチの後翅の翅脈には分岐が見られますが、写真のミツバチでは該当する場所に分岐が存在しません。このことからも、集まっていたミツバチはセイヨウミツバチであることが確認できました。
養蜂が盛んだった頃はセイヨウミツバチが増え、競合するニホンミツバチが平地から姿を消し山奥に潜む時期もあったそうですが、養蜂があまり行われなくなった近年、ニホンミツバチが再び公園や庭で見られるようになったとのことです。
しかし、ニホンミツバチは野生で系統維持できるのに対し、セイヨウミツバチはオオスズメバチの襲撃への対抗手段を持たないので養蜂の下でしか暮らせず野生で生き伸びることができません。では、セイヨウミツバチはどこからやってきたのでしょうか。
この辺の養蜂業者の所在地を調べたところ、相模原公園との直線距離6.9kmの町田市下小山田町が一番近いところでした。しかし、セイヨウミツバチの飛行距離はせいぜい半径2kmと言われているので、7km先からあれだけ多数のハチが飛んで来るとは考えにくいと思います。
まとまった数のセイヨウミツバチが来ることを考えると、もっと近隣の農家などに養蜂業者の委託を受けた養蜂場所があるのかもしれません。
日本で見られるミツバチには、日本に古来より生息するニホンミツバチ、養蜂の目的で輸入されたセイヨウミツバチの2種類が知られています。ニホンミツバチは体色が黒っぽいのに対してセイヨウミツバチは黄色いという違いがあります。
菜の花や早咲きの桜に集まるミツバチはどれも黄色っぽい色調でした。このことからすると、セイヨウミツバチと思われます。
おかめ桜で蜜を求めるミツバチの拡大写真です。
ニホンミツバチとセイヨウミツバチをより確実に識別するには、後翅の翅脈のパターンを見るという方法も知られています(たとえば菅原道夫氏のHP参照)。
ニホンミツバチの後翅の翅脈には分岐が見られますが、写真のミツバチでは該当する場所に分岐が存在しません。このことからも、集まっていたミツバチはセイヨウミツバチであることが確認できました。
養蜂が盛んだった頃はセイヨウミツバチが増え、競合するニホンミツバチが平地から姿を消し山奥に潜む時期もあったそうですが、養蜂があまり行われなくなった近年、ニホンミツバチが再び公園や庭で見られるようになったとのことです。
しかし、ニホンミツバチは野生で系統維持できるのに対し、セイヨウミツバチはオオスズメバチの襲撃への対抗手段を持たないので養蜂の下でしか暮らせず野生で生き伸びることができません。では、セイヨウミツバチはどこからやってきたのでしょうか。
この辺の養蜂業者の所在地を調べたところ、相模原公園との直線距離6.9kmの町田市下小山田町が一番近いところでした。しかし、セイヨウミツバチの飛行距離はせいぜい半径2kmと言われているので、7km先からあれだけ多数のハチが飛んで来るとは考えにくいと思います。
まとまった数のセイヨウミツバチが来ることを考えると、もっと近隣の農家などに養蜂業者の委託を受けた養蜂場所があるのかもしれません。