四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ベニシジミを初見

2015-03-06 11:14:00 | 南多摩
3月2日

2月27日と同じコースで谷戸巡りをしました。キタテハ♂が現れ、気が付くと求愛場面に遭遇しました。手前の♂が♀に求愛中です。


求愛中のキタテハ(10:42)


キタテハの翅裏比較(手前♂と♀)
(4月14日追記)

は翅裏外縁が橙色を帯びます。
(4月14日訂正)


キタテハ求愛環境

梅を見たあと・・・



モンキチョウを初見した谷戸に移動。モンキチョウとキタテハが各1頭飛翔していましたが、止まらないので弁当を広げていると、ベニシジミが草地斜面から現れました。今季の初見です。今までの早い記録は2013年の3月8日だったので、個人の記録を更新です。


ベニシジミ初見(12:21)

まだ羽化まもないのか、行動はゆっくりで、オオイヌノフグリやカントウタンポポで吸蜜し、移動するのを簡単に追跡できました。



撮影中、「近所でぶらぶら」のmasao。さんがお見えになり、一緒に飛翔撮影を楽しみました。独りでは待ち切れなかったかもしれません。写真は、下のオオイヌノフグリの花から舞い上がったところです。





途中、枯葉やスイバの葉の脇で休止するシーンも多く見られました。自分の体色を意識して保護色の場所を選んでいるようです。



モンキチョウを探していると斜面に張り付いて休んでいるようでした。masao。さんに声をかけると、交尾中のようだと言う。そのとおりでした。


交尾中のモンキチョウ(13:17)


環境

不安定な姿勢で撮影したせいで画面が傾いてしまいました(^_^;。モンキチョウの手前にカラスノエンドウの葉が見えますね。この辺りにはよく利用する食草のシロツメクサ(クローバー)など見当たらないので、同じマメ科のカラスノエンドウを食草にしているのでしょうか。



テングチョウ出現とキタテハ休眠

2015-03-06 10:19:00 | 南多摩
2月27日

午前中から午後にかけて晴れて気温も上がり(最高気温14℃)、谷戸林縁では、あちらこちらでテングチョウが活発に飛翔・休止を繰り返していました。




テングチョウ

この個体は一番フレンドリーで撮影に付き合ってくれました。

モンキチョウとキタテハは、谷戸の同じ明るい斜面で活動していました。時々キタテハがモンキチョウを追飛。モンキチョウの♀も現れ、求愛飛翔も見られました。


モンキチョウ♀初見

どうやら23日の初夏のような暖かさでテングチョウも目覚め、谷戸は3種だけですが賑やかになりました。谷戸斜面では早くも野草たちが花盛りです。


ヒメオドリコソウとオオイヌノフグリ

隣の谷戸を見おろす斜面の竹製ベンチが新しくなりました。


新調されたベンチ

13時34分、キタテハ(多分♂)が斜面のササの茂みに潜り込むのを目撃、徐々に触覚を翅の間に収めていき休眠姿勢に入るようでした。


休眠を始めたキタテハ♂(13:42)


休眠環境

画面中央にキタテハが見えます。3月2日に再訪すると姿を消していました。一時の休眠場所だったようです。

初夏を思わせるような23日の暖かさで一気に蝶の活動が活発化したと感じました。