四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

セミ特集(その1)今年のセミ事情(2009)

2009-08-27 17:06:00 | セミ
今年の関東南部では、7月14日頃に梅雨明け宣言が出されましたが、晴れたのも3日間で、24日までまたうっとうしい梅雨空に戻り気温も低めでした。入梅宣言は訂正版がきっと出る、と思っています。
<鳴き始め>
今年初めてセミを聞いたのは7月15日小田原でのニイニイゼミでした。
7月18日にはミンミンゼミ、ヒグラシを聞きました(相模大野)。
7月22日にはアブラゼミを初めて聞く(小田原)。
今年は、セミたちも夏が到来したのか半信半疑で鳴き始めたに違いありません。セミは羽化して1週間の短い命と言われています。雨が続くと何日間も鳴くこともできず、寿命を迎えることになりかねません。これは本能によるものとはいえ地上に這い出すにも決断力がいることだと思います。
小田原でのクマゼミは、夏も本格的になった7月22日から鳴き始めました。
<住宅地で生息するセミたち>
大崎の緑地帯では、朝一番でミンミンゼミが通勤者たちを迎えてくれます。これは僕にとっては嬉しい挨拶に聞えます。日中はアブラゼミが主で、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ(8月12日に初めて確認)が混ざります。
相模大野の住宅地に囲まれた、背の大きい樹木のある公園でもアブラゼミとミンミンゼミの組み合わせが多い。最近、この近辺でもミンミンゼミが増えているような気がします。
ニイニイゼミやツクツクボウシは住宅地では聞かれず、もっと自然の色濃く残るところに行かないと出会えません。昔(昭和30年代)は雑木林も多く石神井の住宅地の庭にもよく飛んできたことを思い出します。
<雑木林のセミの様子>
相模大野の永久保存林「木もれびの森」を8月3日昼前に歩いたときには、アブラゼミが多く、ニイニイゼミが少しいましたが、何とツクツクボウシも少数鳴いていました。過去にニイニイとツクツクを同時に聞いたことはあっただろうか?今年はいつ夏が始まり秋が近づくのか分かりにくく、セミの季節感も大分狂っているのではないかと思います。
8月14日は朝雨が降り、止んだので11時頃「木もれびの森」にでかけたところ、曇りで薄暗くて夜明けだと錯覚したのか、杉の多い場所でヒグラシが多く鳴いていました。
8月27日、秋の空気を感じる晴れの日。「木もれびの森」を2度散歩しました。
8時半頃は、ミンミンとツクツクボウシ。アブラゼミはまだ鳴いていません。11時半頃は、林の外縁部はミンミンとアブラゼミが多いが、中ほどの雑木林ではツクツクボウシの多いところやヒグラシの多いところもあり、セミの多様性が保たれている様子でした。鳴いている場所がほの暗く涼しいとはいえ、ヒグラシは朝か夕方鳴くのではなかったのか?と不思議に思いました。


アメリカフヨウ (8月16日)

写真は相模大野の住宅地に植えられたアメリカフヨウで、花のサイズは20cmにもなります。初めて見かけました。淡いピンクの花もあります。

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2 コメント

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お久しぶりです。 (silkcotton)
2009-08-29 11:19:41
やはり生き物の観察力がすごいと感心しています。

今年は蝉が思い悩んでいるような夏でした。今日は朝からまるで蝉の声が聞こえません。これで夏は終わりなのか?もう一度ぐらい聞けるのではと期待していますが。
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silkcottonさん (twoguitar)
2009-08-31 19:47:28
本当にご無沙汰しました。

こちらは台風が北風を呼び込み、20℃を下回る雨模様の一日でした。蝉は聞かれませんでしたが、明日は30℃を超える予想なので、都心ではミンミンゼミの合唱が聞かれると期待しています。
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