四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

風の来ない谷戸へ

2013-03-15 21:03:00 | 南多摩
3月13日は、強風が予想されたので、風の来にくい谷戸へ。


モンキチョウ(町田市)

谷戸でもそれなりの風が吹いて、モンキチョウは枯草上に翅を倒して風の去るのを待っていました。モンキチョウには3月8日以来何度も出会っていますが、初めての撮影です。


モンシロチョウ

栗の木の下に顔を出したフキノトウにモンシロチョウが止まり、吸蜜中です。


ルリタテハ

山道を歩いていると、前方の陽だまりの2,3mの高さでルリタテハがぐるぐる回り、その後地面に下りました。ルリタテハも今年初めての撮影。


モンキチョウ♀白色型

モンキチョウ♀が広い谷戸の草地のタンポポで吸蜜中。この日は♂♀の撮影が叶いました。


ハルメキ

その後相模原公園に行っては見たものの、風が強まり土煙が舞う有様。早咲き桜のハルメキが満開でした。昨年驚くほど集まっていたセイヨウミツバチは1頭も見当たりませんでした。
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白梅で吸蜜するテングチョウ

2013-03-13 19:00:00 | 南多摩
3月10日、最高気温が20℃を超える3日目、ウラギンシジミのその後を見に行きました。10時15分頃に現地につくと、気温はもう23℃。見ると、観察中のウラギンシジミはすでに葉裏を離れ、見当たりませんでした。この初夏の陽気で、9日か10日に飛び立ったと思われます。
立派に越冬完遂ですね。




テングチョウ

ゴルフ場の白梅の樹冠を2頭のテングチョウが飛び、吸蜜していました。暑いくらいの陽気ですが花の少ないなか、貴重な栄養源。長時間の滞在でした。



こちらは、谷戸の梅ばたけです。



シデコブシが咲き始めていました。

駐車場に戻ると、ウラギンシジミの雄が銀色の翅をチラチラと瞬かせながら目の前を飛び去って行くのを目にしました。蝶友の何名かも、越冬明けのウラギンシジミを目撃しています。こうして、無事に厳しい冬を乗り越えた雌は、春に産卵し次の世代へと繋げいきます。すごい生命力です。


14:04

北の方の空が茶色い砂塵で覆われてきました。


14:05

瞬く間に砂まじりの涼しい風がやってきて、空一面が茶色に、そして薄暗くなりました。
帰ってニュースを見ると、黄砂ではなく「煙霧」と呼ばれる現象だそうです。寒冷前線の通過に伴い、暖かな大気に強い北風が吹き込んで、乾燥したホコリや砂などが舞い上がったことによるそうです。26℃あった気温が、20℃も一気に低下し、次の朝にはまた冬の気温に舞い戻りました。
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ベニシジミを初見

2013-03-12 18:00:00 | 南多摩
気温が20℃を超える予報が出された3月8日、ウラギンシジミの様子を見に町田の谷戸へ出かけました。強い南風が吹き、ヒサカキの枝や葉は左右に大きく揺れていましたが、ウラギンシジミは葉裏にしっかりと捕まって耐えていました。翅に葉が触れようとも飛び出さないのは、本能的な備えができているためかと感心します。風が弱まる間に何とか撮影しました。


ウラギンシジミ♀


ウラギンシジミ♂

この日に飛び立つことも予想されたので、10時から14時半までの3回現地を訪れました。14時40分頃には、気温が下がり始めたので、今日飛び立つことはなかろうということで、その場を離れました。


キタテハ(11:27)


キタテハ(同一個体)

ウラギンシジミ観察の待ち時間を利用して、別の谷戸へ。ここでは、キタテハが飛び交ったり吸蜜したりしていました。そのほか、モンキチョウの♂2頭がそれぞれ自分の陣地を周回するように飛び、出くわすと争うなどしており、興味深く目で追う。とうとう止まることがなかったので、撮影は諦めました。


キチョウ(13:44)

キチョウが2頭、道端斜面の笹の隙間に入り込み、逆さに止まり、塒入りかと思わせましたが、まだ日が高いせいか出たり入ったりを繰り返していました。単なる休息かもしれません。


ベニシジミ(14:21)

ウラギンシジミ観察ポイントの手前にある田んぼ脇南向き斜面にはホトケノザとナズナが混在して群落を形成しています。暖かな場所なので、2月にいち早くホトケノザが開花した場所です。ここの横を通るたびに、ウス茶色の小さい蛾がいるなあと思ったいましたが、よく見るとベニシジミでした。今年の初見です。ベニシジミを見ると、春が近いことを実感します。
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小石川植物園

2013-03-10 20:06:00 | 神谷町・東京
3月6日、文京区の小石川植物園を散策しました。


ハヤザキマンサク

北アメリカ原産です。


アテツマンサク


アテツマンサク

アテツマンサクは、中国地方と愛媛県に分布し、岡山県阿哲郡で牧野富太郎博士が新種として命名したものです。阿哲郡は、石灰岩質が発達しており、特異な植物群が見られます(説明板より抜粋)。


カンザクラ


トサミズキ


ユキワリイチゲ(キンポウゲ科)


キチョウ

帰り間際に、笹の広がる辺りから2頭のキチョウが姿を現し、ひとしきり飛翔した後、カントウタンポポでゆったりと吸蜜し続けました。他に、キタテハが菜の花やスイバが低く生える草地を巡回していました。

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モンシロチョウの初見

2013-03-10 08:40:00 | 南多摩
3月6日、4月並みの暖かさの最初の日、川崎市麻生区に向かいました。一気に越冬蝶や新生蝶がお目見えし、ウキウキするような一日でした。


テングチョウ(川崎市麻生区)

最初に10時半ごろ、テングチョウが谷戸の道端に飛び出し、道沿いに飛んでは休止していました。この日3頭を目撃。いよいよ春の到来を感じました。


キタテハ

谷戸の奥の枯れた草地では、キタテハが複数飛び交っていました。モンキチョウも草地斜面を往復。キタテハと出会い追われていました。初見でしたが撮影はならず。


モンシロチョウ

昼食を終えて戻る間際に、モンシロチョウが畑を巡回して飛ぶのに出会う。これも今年の初見です。


アカタテハ

隣の谷戸を歩いていると、アカタテハが目の前を通り過ぎたので、急いで追いかけ、撮影しました。


キタテハ(町田市)

13時半頃、町田市の谷戸へ移動。キタテハ1頭が斜面枯草の隙間に入り込み(13:46)、塒入りかと思わせましたが、再び飛び出し、しばらく日光浴の後、別の枯葉の隙間に入り込み、2,3度翅を開閉しました。



やがて閉じて塒入り完了(13:50)。14:03までの観察では、触覚は翅の外に出したままでした。

ここでもモンキチョウが林縁を飛んでいましたが見失いました。

800mmマクロ+テレコンバーター×1.4使用。手ブレ防止のため試しにISO1600で撮影。画像が少し荒いようです。
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