『決断力』『大局観』『直感力』──被災地支援への道すがら、羽生善治さんの本を読みました。
以前から「大局観」について羽生さんが発言されていることは知っていましたが、その内容に興味があったことも一連の本を読もうとした動機でもあります。
私自身は、将棋は駒の動かし方を知っている程度ですが、将棋の世界のいろはの「い」くらいはわかったでしょうか。
たとえば、こんな言葉が紹介されています。
一回でも実践してみると、頭の中でだけで考えていたことの何倍も「学び」がある。理解度が深まることで、頭の中が整理され、アイデアが浮かびやすくなる。あtらしい道も開けてくるだろう。(『決断力』140㌻)
「大局観」とは、具体的に全体を見渡す、上空から眺めて全体像がどうなっているかを見ることである。
たとえば道に迷った時、空から地形を見て、右に行けばいいとか、左に行けば近いとか、また、この道を行けば行き止まりだとかを瞬時に把握することだ。
しかし、道順はわかっていても「どのくらいのペースで行けばいいか」とか「何歩歩けば到着するか」などは空からではなく地上に降りで確認しなければならない。この細かく考えることが「直感」や「読み」という作業になる。(『大局観』60㌻)私は、「続けること・継続すること」は立派な才能だと思っている。
将棋の場合、対局中にパッと良い手が閃くとか、たくさん手が読めるとかいうことも一つの才能だと思うが、もっと根源的なものとして「地道に、確実に、一歩一歩進み続けることができる」ということこそが、最も素晴らしい才能だと思うのだ。
毎日、着実に練習を続けていくには、モチベーションを保ち続けなければならない。(『大局観』77㌻)
将棋を通じて論じられている内容ですが、何かの世界を極めようとしている人の話は、どの分野でも奥深いものがあります。現在、将棋界では名人戦がおこなわれているところですが、どういう結果になるでしょうか。
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