日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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決算特別委員会の最終日──昨年度の決算認定に反対

2014-10-02 | 町田市政・市議会のこと

 決算特別委員会の最終日。討論、表決、意見集約がおこなわれました。

 以下、反対討論の要旨です。

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■2013年度町田市一般会計・特別会計決算に対する反対討論

 認定第1号「2013年度町田市一般会計・特別会計決算」に反対の立場で討論します。

 はじめに、一般会計についてです。

 本決算年度には、認可保育所や特別養護老人ホームの増設、小中学校の施設改善、ひきこもり支援などをはじめとする重要な事業がおこなわれました。

 一方、市民の暮らしや中小業者の営業が引き続き厳しい状況であることが質疑でも明らかになりました。住民のもっとも身近な地方自治体が「住民の福祉増進」という本来の役割を発揮することが強く求められていたという点で、以下のような問題を指摘しなければなりません。

 第一に、「都市間競争に勝ち抜く」を合い言葉に、新庁舎建設と連動した町田駅周辺の開発プロジェクトが開始されたことであります。町田駅周辺を開発するにあたっての各調査、コンベンションホールに関わる各調査が一気にはじまりました。今後の見通しすら立たないような巨額の財政支出がおこなわれる可能性があります。しかも、中心市街地の再開発は政策的に緊急性があるとして、2件の先進都市視察派遣をしていることも明らかとなりました。また、新産業創造センターの企業誘致を促進するための減税措置は、これ以上おこなうべきでありません。

 第二に、市立公園駐車場有料化をはじめとする受益者負担路線が、破たんに直面したにもかかわらず、継続的におこなわれたことであります。これらをさらに継続することは、公共の福祉の増進に背くものであると考えます。

 第三に、野津田公園や薬師池公園などに関わって、住民合意の形成が不十分なままに、計画策定がおこなわれたことであります。野津田公園については、これまでの経過を重視せず、懇談会でやらないと答弁した内容が計画では復活するなど市の意に反する声はきちんととりあげられていません。また、町田市の根幹ともいえる緑の基本計画の進捗管理がまともにおこなわれていなかったことは重大だと考えます。

 第四に、行政経営改革によって公的役割を後退させている点であります。当該年度は、学校給食問題協議会の答申を受け、小学校給食の民間委託化の方針を打ち出しました。正規職員数は全国最低クラスであり、嘱託職員への残業代未払いともとれるような事態が起こっています。また、病院事業会計への繰り出しは、経営基盤の安定、良質な医療の提供という観点からもきちんと繰り出しをおこなうことが必要です。加えて、市税に関わる差し押さえ件数が倍以上となったことに対して、より丁寧な相談に応じていただくことを求めたいと思います。

 次に、国民健康保険事業会計についてです。資格証明書の発行件数が他の自治体と比較しても多く、15%を超える方々が滞納せざる得ない状況になっています。前年度の繰り越し金なども活用して、国保税の引き下げをおこない、原則として資格証明書や短期被保険者証の発行はやめるべきであります。

 最後に、介護保険料と後期高齢者医療保険料については、引き下げのための努力を求めたいと思います。

 以上の理由で、認定第1号に反対します。

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