【愛知県豊橋市】─簡易放射線量測定器貸し出し─
豊橋市では、簡易放射線量測定器貸し出しと保健・医療・福祉の複合施設「ほいっぷ」を視察させていただきました。
測定器の貸し出しを開始したのは2012年3月。測定器は、環境放射線モニタRadi(PA-1000)で、2台購入して貸し出しをおこなっています。貸出件数は、3月が5件、4月が4件、5月(15日現在)1件となっています。貸し出しは、原則1日としていますが金曜日貸し出しの場合には例外的に翌週月曜日の17時までです。0.23マイクロシーベルト/時以上の場合は、再測定することとしているが、これまでに一度もないという報告でした。
直接の視察内容ではありませんでしたが、豊橋市でも食品などをはかれる放射能検査機器を購入して給食センターなどに設置しています。
町田市は市民への貸し出しはおこなっていません。自宅やその周辺を測定したいという市民の声にこたえて貸し出しをおこなうことが必要です。
【愛知県豊橋市】─保健所・保健センター「ほいっぷ」─
静岡市の城東保健福祉エリア同様、「ほいっぷ」も国立病院跡地に建設されました。PFIで建設されたことが特徴としてあげられます。
「ほいっぷ」を軸にして保健医療行政をすすめていくというコンセプトであり、災害時は豊橋市民病院とともに医療・福祉の拠点として活動できる体制も構築しています。また、三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)の施設を一体で整備したことも特徴の一つです。以下、その概要を順不同で記していきたいと思います。
保健所・保健センターは、「健康づくり拠点・健康あんしん拠点」として、市民が安心して暮らすための衛生面での安全確保や健康づくりをおこなっています。私たちが訪ねた日には、1歳6カ月健診をおこなっていましたがその他の健診(検診)事業もここを拠点にしておこなわれているといいます。
こども発達センターは、障がい児をサポートする施設となっています。常駐の医師を配置し、理学療法、作業療法、言語療法などあらゆる角度から発達支援をしていくシステムをつくっていました。また、障がい児歯科診療も併設しています。
休日夜間急病診療所は、内科・小児科・歯科診療を平日は20時から翌日朝7時までの診療、休日は日中診療をおこなっており、豊橋市医師会・歯科医師会の先生が、休日夜間この場所で診療しています。医師会との連携がなければできず、医師会・歯科医師会に委託して診療報酬との差額分は市が持ち出して事業をおこなっています。
三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)の施設も見学をさせていただき、そこには準看護師や歯科衛生士をそれぞれ育成する学校も併設されていました。敷地は賃貸借契約をおこない、建物は三師会それぞれで建設したといいます。保健所・保健センターなどと併設することで連携の強化が図られたということです。
町田市でも、準夜急患子どもクリニックや障がい者歯科など連携はあるが、医師会などとの連携はいっそう強化されなければならなりません。そして、課題である休日夜間の小児初期救急再開していくことが必要です。
(おわり)
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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