日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

子育てを社会的なこととしてとらえなおす

2012-01-26 | 子育て・家族のこと

 『父親になる、父親をする 家族心理学の視点から』(岩波ブックレット 2010 柏木惠子)という本を読みました。

 本の帯には、「『イクメン』をブームで終わらせないために男性による育児の意義を考える父親・母親のための基本書」とあります。以前、柏木さんの著書『子どもが育つ条件──家族心理学から考える』を読んでいたこともあり、興味を持って手に取りました。

 なぜ、男性に育児が必要なのかを「そもそも論」から考える導入の書として、非常におもしろい切り口から書かれているのが印象的です。目次から内容を紹介すると、第1章の父親になること、父親をすることでは、「1 人間だからこそ必要な子育て」「2 子育てを可能にする人間の『心』」「3 養育するのは親だけではない」「4 『進化の産物』としての父親」「5 父親と母親は違うのか?」と話が展開されていきます。

 笑いながら読んでしまったのは、「おとなを惹きつける赤ちゃんの『戦略』」。自力では何もできない赤ちゃんが絶対必要な他者を自分に引き寄せ、自分のために動いてくれるように行動する──息子とのことを考えながら読むと、たくさん思い当たることがあります。

◆社会的なものとしてとらえなおし、ルールある経済社会に

 研究によると、赤ちゃんの状態や要求を敏感に察知して、それに応じた対応をしてくれる人に対して愛着をもつとされています。それは、母親に限らずです。

 それは、赤ちゃんによって自分の要求や状況を敏感に察知してくれる応答的な人が必要であり、一人の人だけを頼りにしていては危険だということがあります。そのために、複数の人の力を活用し、それらに守られ、支えられて成長していく──赤ちゃんが社会的ネットワークをつくる能力を持っているとしています。こうしたネットワークは、「護送船団(コンボイ)」として、赤ちゃんを周囲で見守り、必要になれば援助の手を差し伸べる「重要な他者」群であると指摘をしています。

 しかし、日本の父親はこの「コンボイ」に入れられていないというのです。もちろん、すべての父親がというわけではありませんが、「圏外」であるとしています。このおおもとには、歴史的な「家族」の問題なども検討されなければならないと思いますが、ここで私が指摘をしたいのは働き方の問題です。

 子育て中のお父さんたちと話す機会がありますが、その働き方は朝5時台に出勤し、帰宅は夜11時すぎというケースも少なくなく、これでは子どもとかかわる時間をとることすらできないことが明らかです。日本の長時間過密労働の実態を抜きにして、父親の育児参加を考えることはできないといいたいと思います。

 私とかかわりのあるお父さんたちは、積極的に子育てに参加をしたいと願ってやまない方々です。しかし、主体的な努力だけでは難しい問題が目の前にあるのが現実です。夜勤が多い方などはその典型です。統計では、父親の育児参加が多い国ほど、合計特殊出生率が高いとなっています。

 「親をする」ことで自分も育つということが書かれていますが、これは私の実感でもあります。同時に「親になる、親をする」ことを、社会的なこととしてとらえなおし、あまりにもルールのない日本の現状を変え、ヨーロッパ諸国などで当たり前になっているルールある経済社会につくりかえていくことが必要です。

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 〒195-0061 町田市鶴川5‐10‐4
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つながる鶴川(第111号)

2012-01-25 | 活動報告ニュース「都政への架け橋」

 つながる鶴川の第111号ができました。

 今週のニュースは、川崎市へ交通渋滞解消の申し入れ、消費税増税についての記事を書きました。

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普段は20分の道のりが、今朝は1時間30分

2012-01-24 | その他もろもろ

 東京は、ひとたび雪が降ると大騒ぎです。

 今朝、鶴川から町田市役所に着くまでかかった時間は1時間30分。通常なら20分と少しで着くのですが、雪の影響で滑る車が多く、追突事故が数カ所にわたり発生。その後ろには、長蛇の渋滞となっていました。私が通った場所では、大事故ではなさそうでしたが、雪の日の運転は慣れてないうえにタイヤもノーマルで非常に危険であることを身をもって体験しました。

 フィンランドを訪れた時に、アイスバーンをスピード全開で走る場面をみて、風土の違いを感じたことを思い出します。詳しくはわかりませんが、運転されている方は「絶対に止まる」と確信があるようです。

 なにはともあれ、事故にあわず安全に市役所につくことができてほっとしたところです。

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地域特性もいかした防災のまちづくり

2012-01-23 | 国政のこと

 私は、本格的に雪が降る前に家につくことができましたが、みなさんはいかがでしょうか。それにしてもかなり積もりそうな勢いです。

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 さて、本日は朝から東京に出かけて会議を2つ。午前中は、日本共産党の全都幹部活動者会議。いつ来てもおかしくない総選挙、それと一体で参院選と都議選をたたかうための会議でした。

 衆院東京選挙区予定候補の笠井亮さんと宮本徹さん、衆院東京12区予定候補の池内さおりさん、東京参院比例予定候補の小池晃さん、参院東京選挙区予定候補の吉良よし子さん、都議予定候補(板橋区)のとくとめ道信さんがそれぞれあいさつしました。

 野田政権が「消費税増税と社会保障削減の一体改悪」とセットで衆院比例定数の削減をおこなうことについて、有権者のみなさんとの対話を通じても怒りが満ち溢れていることが語られました。

 その後は、都議会に移動して「東京都防災対応指針」についてのレクチャーを受けた後、日本共産党都議団と区市町村議団で防災問題での交流をおこないました。

 都防災対応指針の説明を聞き、最大の問題だと感じたのは、私が市議会の中でもとりあげた「震災予防」の欠如。吉田都議からも経過の説明があり、はじめは「都市機能の維持」の観点しかなく、党都議団の指摘によって「都民のいのちを守る」という観点はあとから追加されたことが報告されました。カタチだけでなく、実際に都民の命を守る対策こそ必要です。

 4月前後に被害想定を完成させ、夏ごろには地域防災計画を策定していくという指針も出されました。しかし、同時並行で進めなければならないのが地域特性をきちんと踏まえ、その地域にあった形での防災問題を住民のみなさんと考えていくことです。地域のどこに課題があり、どうすればいいのか。何が不足している点なのか。改めて実情を把握しながら、命を守る防災のまちづくりを進めていきたいと思います。

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「書いてないことはやらないんです」

2012-01-22 | 国政のこと

 話題の動画。ここまで来ると、もはや何を言っても説得力を持たなくなるということにつながる気がします。

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YouTube: 野田総理 マニフェスト 書いてあることは命懸けで実行

マニフェスト、イギリスで始まりました。
ルールがあるんです。
書いてあることは命懸けで実行する。
書いてないことはやらないんです。
それがルールです。

書いてないことを平気でやる。
これっておかしいと思いませんか。
書いてあったことは四年間何にもやらないで、書いてないことは平気でやる。
それはマニフェストを語る資格がないと、いうふうにぜひみなさん思っていただきたいと思います。

その一丁目一番地、税金の無駄遣いは許さないということです。
天下りを許さない、渡りは許さない。
それを、徹底していきたいと思います。

消費税1%分は、二兆五千億円です。
十二兆六千億円ということは、消費税5%ということです。
消費税5%分のみなさんの税金に、天下り法人がぶら下がってる。
シロアリがたかってるんです。
それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?
消費税の税収が二十兆円になるなら、またシロアリがたかるかもしれません。
鳩山さんが四年間消費税を引き上げないといったのは、そこなんです。
シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。
そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。
徹底して税金の無駄遣いをなくしていく。
それが民主党の考え方です。

 今回の消費税増税は、無駄遣いを続ける中での増税であり、社会保障を削減するなかでの増税であり、消費をさらに冷え込ませて経済に大きな打撃になるという大問題。しかも、それとセットで民意を削る比例定数の削減をするというのですからストップさせなければならないわけです。

 消費税問題は、今後ブログの中でも紹介をしていきたいと思います。「将来はわからないけれど、今はやめたほうがいい」という人とも手をつないで、消費税増税をストップさせるために力を合わせていきたい思います。

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