ミラーマンの28話から本格的なジャンボフェニックス編がスタートし、鏡京太郎
は朝子と共にSGM特別隊員に昇格するのだが、特別隊員になったのとは裏腹に
SGMのメンバーとは基本的に別行動になってしまった。
というのも村上・藤本・安田・野村ら4人の正隊員は基本的にジャンボフェニッ
クスに搭乗して戦うようになったので、それまで分析チームとした怪現象の
調査に当たっていたメンバーの仕事が全て京太郎に回ってくる事になったのだ。
特別隊員といっても京太郎は新聞社の契約カメラマン。
SGM本部が御手洗邸の地下にあった時代から京太郎は御手洗家の住人と
いう気安さやSGMの取材の名目で本部に出入りしていたし、藤本らの隊員達
と調査行動を共にする ある意味‘従軍カメラマン’のような身分だった。
ご存知のようにジャンボフェニックスは3機分離合体する大型戦闘機で、その
特徴を生かすためにもパイロットが3人は必要になる。
スネークキングの襲撃まで飛行訓練すら受けてなかった京太郎がジャンボ
フェニックスに搭乗しても あまり戦力にはならないだろうし、前記したように
ジャンボフェニックスの能力を生かすには正隊員4人が搭乗しなければなら
ない。
すると本部内に残る連絡係を朝子が担当する事になるし京太郎は手薄に
なった地上での調査を一手に引き受ける事になるのは必然だろう。
そして何よりジャンボフェニックスに搭乗すると狭い機内で隊員達と行動を
共にするのでミラーマンへの変身も ままならないという問題が起きてしまう。
つまりジャンボフェニックス投入は京太郎をSGMから遠ざける事になって
しまったわけだ。