宇宙戦艦ヤマト2199・14話レビュー

 宇宙戦艦ヤマト2199の14話は旧作の13話で描かれた古代の
過去が少し描かれる
ものの ほぼオリジナルのEPで、ガミラス中央情報
部特務官ミレーネル・リンケが
アケーリアス文明が残した超空間ネット
ワークを介して自らの思念体を半実体化
させて送り込みヤマトクルー
達に幻覚を見せることのできる超能力で幻惑させて
捕獲する作戦だ。

 冒頭に前話同様フラーケン率いるUX-01が登場したのでヤマトとの
再戦か?と
思わせていたが、ミレーネルが自らの思念を送り込める
特殊粒子を散布していた
だけという肩透かしから始まった。

 一方ヤマトはUX-01戦明けという事から古代と雪が哨戒機で亜空間
ソナーを
使いUX-01探索に出かけている間に雪のように見える特殊
粒子が漂う空間に突入
してしまう。

 艦内には誰もいないしヤマトが勝手に自動操縦でガミラスの待ち構
える地点に
ミレーネルの手でワープさせられそうになっているわけで、
前回同様のピンチに
陥る。

 それでも古代と雪は過去の幻覚を見させられて深い思い出の中に
没しようと
した時に自動航法室の前で岬百合亜に憑依したユリーシャに
より正気を取り戻す。


 最終的に波動エンジン再起動の衝撃でミレーネルの思念体が消滅し
作戦は失敗
した。

 このEPはエヴァ風と言われるが我々の世代は謎の円盤UFOで正気
の古代と雪
だけで立ち向かうのは24話・UFO時間凍結作戦で、自らの
過去に弄ばれるのは
20話・謎の発狂石だと思った。

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コメント
 
 
 
恐ろしい心理戦 (こうちゃん)
2014-02-27 11:33:38
このストーリーはほぼオリジナルなんですが、ヤマト1でリレー衛星を置かれて地球に残された家族の現状に耐えかねた相原が自殺行為とも言える宇宙遊泳で帰ろうとするエピソードを現代風にアレンジした感じがあります。人間たる者、心の揺さぶりには脆いもんです。地球サイドの人間はガミラスから肉親を奪われた者が殆どなので、心の拠り所として、肉親との思い出にすがってしまいがちです。ミレーネル・リンケが仕掛けた心の揺さぶりは事の外効いた感じがします。しかもこの作戦は、ガミラスが壮大な星間国家ならではこそハマるもの。恐ろしい心理戦だと思います。でも、今回のヤマトにはオリジナルキャラが多数登場します。自動航法室の中枢となっていたユリーシア・イスカンダルが運良く覚醒してヤマトを救うのですが、よく覚醒したなと思います。しかも、この作戦はスターシアに想いを寄せるデスラーが命じたもの。後にヤマトを救う事になり、ドメルの足を引っ張り、ガミラスの敗北を決定づける事になろうとは、デスラーも夢にも思わなかったでしょうね。ヤマトサイドがついていた事を証明するエピソードですね。
 
 
 
なるほど (こーじ)
2014-02-27 23:14:25
>こうちゃん様
 旧作のリレー衛星編はドメルの作戦でしたが、今回はデスラー直々の作戦でしたよね。

 力攻めだけでなく心を侵略するというのも狡知に長けたガミラスならではの作戦ですし、ユリーシャの覚醒がなければ危なかったわけですね。

 後半ユリーシャの存在がヤマト側のアドバンテージになるわけですから、ミレーネルを使った作戦がユリーシャを覚醒させてしまったともいえますね。

 
 
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