ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ヒーローだけor人類だけでは地球を守り切れないという法則
ウルトラシリーズの特徴として挙げられるのがヒーローと地球人
の絆であり、互いの信頼関係が固く結ばれているからこそウルトラ
ヒーロー達も戦えるというテーマがある。
だからこそ侵略宇宙人は異次元人ヤプールを筆頭にウルトラヒー
ローと地球人の間に不信感を持たせようと揺さぶってきたわけで、
それは平成に入ってからも変わらずティガのキリエル人が地球人と
光の巨人の信頼関係を断とうとした最初の敵という事になっている。
そしてメビウスにヤプールが登場したあたりから人間とウルトラ
ヒーローの絆を試されるEPが出て来たし、特に終盤のヤプール&デ
スレムやメフィラス星人といった敵はそこを狙って侵略を企ててい
た。
思えば最初に人類とヒーローを戦わせようと企んだいうのはウル
トラマンに出て来たザラブ星人で地球人同士を対立させて自滅させ
ようと考え、にせウルトラマンに自ら変身し‘ウルトラマンこそ地球
の侵略を狙っている’と煽るのだが最終的にムラマツキャップの‘例
えウルトラマンでも地球上で暴力を振るう者とは戦わなければなら
ない’という号令で地球側がにせウルトラマンを攻撃するのが印象的
だった。
そういえば19世紀のヨーロッパの列強はアジアの諸国を露骨に侵
略するのではなく国内の複数の勢力の対立を煽る工作をし、内戦状
に持ち込んで国力を疲弊させてから侵略をしていたのでザラブ星人
もそれを狙ったのではないか。
逆に言えば人類の信頼感を失ったウルトラヒーローは弱いもので
レオが最終回の1つ前のEPで氷漬けにされバラバラに解体されたの
も、美山いずみが‘レオが地球にいるから円盤生物がレオを狙って
地球に来る’的な言葉を何気なく口にしたためゲンの心が折れた形
になったとも言えるだろう。
ちなみにティガの最終回でガタノゾーアの前に石像化されたティ
ガを救ったのも、子供達が光になってティガを復活させるだけでな
くグリッターティガという最強形態になれたのも人類との絆がもた
らすわけでウルトラヒーローさえいれば地球は大丈夫というわけで
はないというのが見事に描かれている。
やはりこういった伝統の設定は絶対に変えるべきではないだろう
し、だからこそネクサスの初期にナイトレーダーがネクサスを攻撃
するシーンには違和感があったのだと思う。
« ノルディック... | 私的 選抜高校... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |