月が舞台で思い出すのは

 今日は皆既日食という事で月を舞台にしたヒーロー作品のネタを
度々見る事ができるし、実際59年の宇宙大戦争で遊星人ナタールと
地球側の戦いが月面で繰り広げられて以来月面での戦いというのも
特に昭和では度々見かけた。

 ウルトラセブンや怪獣総進撃では地球サイドも月面に基地を作り
月面での攻防が描かれているし、ウルトラマンAの世界では北斗星司
と共に変身していた南夕子が実は超獣ルナチクスから滅ぼされた月
星人の末裔だという強引な設定で地球を去っているのだから現実的
にもファンタジー的にも月というのはヒーロー作品の舞台になるわ
けである。

 個人的に最も印象深いのがジャンボーグA最終回のトウキョウ最
後の日で、グロース星人のデモンゴーネが月面に巨大なレンズを設
置し太陽光を集束して東京に照射する作戦。

 これにより東京以外の場所は満月が見えている一方、東京は真昼
になり真冬なのに摂氏50度の焦熱地獄になるわけで当然ながらPAT
が調査に行くもののデモンゴーネに妨害されジャンボーグAも優勢
に戦いを進めるものの太陽光集束レンズ光線の直撃で先頭不能に。

 そこでナオキはPATの月観測ロケットを乗っ取って空を飛べない
ジャンボーグ9を月面に運び、デモンゴーネと最後の決戦を挑んで
倒すものの地球に帰る事ができず月の砂漠を口ずさみながら兄夫
婦や甥っ子の事を思い出していた。

 そこへPATの戦闘機ファイティングスターらがワイヤーをジャン
ボーグ9に射ち込み、地球まで送り届けて終了する。

 この月面で立花ナオキが月の砂漠を歌うシーンは仮面ライダー
フォーゼで、月面基地へのルートの入り口であるロッカーを廃棄
された歌星賢吾が地球に戻れなくなって呆然とするシーンの元ネ
タになっていると思ったりする。

 もっとも平成に入ってからのウルトラでは月面基地より、火星
ニューフロンティアが舞台になっているのだが。

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コメント
 
 
 
Unknown (tamutamu)
2022-11-12 01:30:41
こんばんわ。

平成以降で月をテーマにしたモノと言えば
「月に変わってオシオキよ!」の台詞が有名なアレですw

南夕子で言えば勿論、月星人ですが、「A」28話の冒頭で流れ尚且つ彼女のテーマ曲ともなったトビュッシーの「月の光」を思い出しますし、私は一番好きなクラッシックでもあります。
秋の夜長に合う曲でもあります。作曲者のトビュッシーは非常に遊び人でどうしようもない奴ですがねww

あとは「タロウ」28話(偶然にも「A」と同じ話数で同じ石堂脚本)、
あのイタズラ少年3人組が再生エレキング退治に出向く際にリーダー格のターザンが言い放った台詞「生きてまた会おうな!」が、同じく月繋がりの「セブン」35話でのクラタ隊長がキリヤマ隊長に言った台詞と同じだったのが印象的だった。
 
 
 
そうなんですね (こーじ)
2022-11-12 20:39:12
>tamutamu様

 なるほど、あのテーマはトビュッシーの「月の光」なんですね。

 ウルトラマンAの劇伴担当の冬木透氏はセブン最終回のシューマンなど時おりクラシックの名曲を入れてくれますから、なかなかいい発想ですよね。

 ちなみにウルトラマンタロウで復活したエレキングは月光怪獣になっていて驚きました。
 
 
 
追記 (tamutamu)
2022-11-13 08:48:57
というか訂正です。

「トビュッシー」じゃなくて、
「ドビュッシー」でした。

今気づきました。
お恥ずかしいですw
大好きなくせして・・・・

そして今日も「ドビュッシーの月の光」を聴きます。
では。
 
 
 
間違いは (こーじ)
2022-11-14 23:15:56
>tamutamu様

 いやいや間違いはありますので、気にしないでください。
 
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