那須川天心がボクシング世界王者になるためには


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/spaia/sports/spaia-column_18211

 6月19日に東京ドームで行われたRIZINのTHE MATCH 2022
K-1の武尊に3R判定勝ちしたキックボクサーの那須川天心が、
ボクシング転向するようで早くもボクシング関係者が色めき
立っている。

 とはいえ那須川がボクシング界で世界王者になれるかどう
かは今のところ未知数なのが現状で、キックボクシングとボ
クシングは似て非なる要素もあるからキックボクシングのジ
ャンルでトップだったからこそアジャストが大変だと思う。

 以前ボクサーがK-1などでキックボクシングルールで戦い、
ローキックをしこたま受けて倒されるというシーンをよく見
ていたのだが逆もまた真なり。

 70年代後半に藤原敏男と並ぶキックボクシングの2枚看板
だった島三雄は100千を越えるキャリアを持ってボクシング
に転向したのだが、4勝2敗と1年足らずで日本王者にすらな
れずに引退しているのだから決して那須川も楽観視できない
というのが分かるだろう。

 キックボクシングはローキックを警戒してアップライトで
構えパンチはアッパーやフックは打つものの、足を踏ん張ら
ないといけないストレートは少ない。

 だからガードはハイキックに備えやすいㇵの字ガードで、
これはフックやアッパーは対処できるがストレートには貫通
される。

 いい例がムエタイ上がりのタフネスを持ちダウン経験がな
かった元WBA:Sフライ級王者ヨックタイ・シスオーは、飯田
覚士の左ストレートでダウンを奪われている。

 国内レベルでも強打者とは言えない飯田がダウン経験のない
ヨックタイからダウンを奪われるのだから、ストレートパンチ
には弱いのが分かるだろう。

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