ウルトラマンネクサスはウルトラマンが敵と他戦う時にメタフィ
ールドという人の目には見えない位相空間を展開して戦うのが特徴
だが、今回のEXエピソードを最後にメタフィールド及びダークフィ
ールドを展開する事がなくなる。
ウルトラマンネクサスでは予算不足を補うために戦闘空間に敵を
引きずり込んで戦えばビル街のセットなど予算を軽減できるという
事でメタフィールドという設定を作ったわけだが、逆に言えば市街
地の破壊という巨大ヒーローの見どころをなくしてしまうというリ
スクがある。
とはいえメタフィールドも万能ではなく闇の巨人によってダーク
フィールドに変換されてしまうし、メタフィールドからダークフィ
ールドに変換できるのに対しダークフィールドからメタフィールド
へは変換できないという特徴があった。
このメタフィールドのインパクトが大きかったのは姫矢編のEP
11でリコの家に急行する孤門を5m弱ぐらいのサイズのダークファ
ウストが襲撃し、それを阻むためにウルトラマンが登場しメタフィ
ールドを展開して戦い始めるシーンでは本来巨大なウルトラマンら
が等身大よりも大きいサイズで戦う時のスケールダウンのイメージ
を避ける役割も果たしている。
やはりウルトラマン=巨大というイメージがあるのでセブンのよ
うに等身大で戦うと今ひとつ迫力に欠けるわけだが、EXエピソード
のように等身大のバグバズン・プルードと戦うためにメタフィール
ドを展開するとEP11の対ダークファウストと同じ効果を生んでいる。
ただしメタフィールドはウルトラマンに変身するデュナミストが
衰弱するとコレを張る力も失われるわけで、憐編では今回のEXエピ
ソードを最後にメタフィールドの展開はなくなる。
次の溝呂木復活編では展開しようとして失敗するのだがメガフラ
シ編になると憐自体が衰弱し始めているので、展開できなくなるの
だが逆に言えば市街地破壊が見られるようになるのである。