善玉と悪玉を使い分ける声優の職人芸

 今から50年前に始まったグレートマジンガーは完全なマジンガー
Zの続編で、マジンガーZの世界を引き継いでおり前作から兜甲児の
弟・シローやボス・ヌケ・ムチャのトリオが引き続き登場している。

 それ以外のキャラは新規なのだが前作の声優達が、引き続き別の
キャラとして演じているのが特徴だろう。

 とりあえず主役の剣鉄也を野田圭一がヒロイン・炎ジュンを中谷
ゆみが演じているぐらいで、科学要塞研究所所長・兜剣造を柴田秀
勝が演じているものの柴田秀勝は敵であるミケーネ帝国の闇の帝王
の声も演じている。

 もともと柴田氏は、あしゅら男爵の男の方の声を演じていた。

 つまり敵キャラの声を演じていた柴田氏が、兜剣造を演じる方が
少し違和感はある。

 一方でミケーネ帝国の7大将軍の1人・大昆虫将軍スカラベスの声
を演じたのは八奈見乗児氏で、いうまでもなくマジンガーZでは弓
弦之助光子力研究所所長を演じていた。

 つまり正義キャラから悪キャラに変更となったのには驚くが、全
く別人が演じているように聞こえるのだから正しく職人芸だと思う。

 声優の引継ぎはあしゅら男爵の女の方の声を演じた北浜晴子がヤ
ヌス侯爵をドクターヘルの声を演じていた富田耕生が地獄大元帥を
演じているのだが、善玉キャラと悪玉キャラを使い分ける柴田秀勝
や八奈見乗児にボスとアルゴス長官を使い分ける大竹宏らは今考え
ても凄いと思う。

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