霧島五郎 参上!

 ウルトラマンガイアEP48・死神の逆襲にはアイアンキングに変身する霧島
五郎を演じていた浜田光夫が、XIGファイターの開発責任者の乱橋巧介
チーフとして出演していた。

 余命3ヶ月という病を圧しての登場だけに通常なら悲壮感 溢れるはず
だが、杖をつきながらの姿は弱々しかったものの最後まで職務を全うしよう
という気概が満ちていた。

  浜田光夫といえば日活映画で吉永小百合の相手役として有名だが、昭和
からの特撮ファンの我々にとってはアイアンキングに変身する霧島五郎だ。

  面白いのがアイアンキングの主役は石橋正次が演じる静 弦太郎で霧島
五郎=アイアンキングはサポート役。
 静 弦太郎がヒーローなのに対し霧島五郎は ひょうきんな三枚目で、ドジ
で間抜けな一面を持っていて暇さえあれば水をガブガブ飲んでいる。
 とはいえアイアンキングのエネルギー源は水だから仕方ないが・・・

 だから初めて見たときに静 弦太郎ではなく霧島五郎がアイアンキングに
変身したのには驚いたし、アイアンキングが弱く最終的には静 弦太郎が
敵を倒すという展開に違和感を持っていた。

 アイアンキングを製作したのは円谷OBが集結した日本現代企画。
 他にはシルバー仮面やレッドバロンなどを製作しているが、アイアンキング
では特撮を高野宏一や鈴木清、山本正孝らが担当している。
 そういう意味で霧島五郎を演じた浜田光夫は、円谷にも縁のある人物
だったのだ。 

 印象深かったのは搭乗するファイター機がなくなりパイロット達が落ち込
んでいたところへ‘妹の嫁ぎ先から送ってきた’と大量のミカンを差し入れ
たり、命がけで新型ファイター機を完成させて

‘体にガタはきてますが、

頭はちゃんと動きますから’

とコマンダーに語るシーン。

  いかにも職人という感じで、考えてみるとウルトラマンメビウスに登場する
敏腕整備長のアライソは乱橋チーフの系譜を受け継いでいるのだろう。

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