6月20日に今年の全国高校野球選手権大会の福岡県予選組み合わ
せが決まった。
今年の福岡は秋の王者・九州国際大付に春の王者・東福岡や好
投手・小野を擁しNHK旗で優勝した西日本短大付あたりが有力視
されている。
ただ福岡県は強豪校が分散しているので他の公式戦の優勝校が
夏の予選一本に絞ったノーシードのチームから敗れるケースが
多く、前記した九国大付や東福岡に西日本短付なども安泰という
わけでもないし特に九国大付のパートには12年の代表校の飯塚が
いるのだから十分波乱も予想される。
しかもベスト16に勝ち残れば福工大城東がいるし、ベスト8では
西短付と東海大五の勝者あたりが有力なので いわゆる死の組だ。
それを考えると東福岡は昨年準優勝の南筑や01年の代表・九産大
九州と同じパートではあるが、地力通りならばベスト16が小倉で
ベスト8も福岡工に田川・育徳館・慶成などの勝者だろうからクジ
運には恵まれた。
もっとも東福岡は昨年も記したように有力選手が多いのに監督が
選手達の能力を生かしきれてないし、昨年も南筑から9回表に2点
差を逆転されるなど思わぬ取りこぼしをするので甲子園での活躍は
厳しいか。
また好投手・小野でNHK旗を制した西日本短付は‘NHK旗優勝校は
甲子園に行けない’というジンクスにも挑戦となるのだが、組み
合わせ的には厳しいので小野1枚で勝ち抜けるか大いに不安だ。
福岡県代表の夏は00年に香月を擁して柳川がベスト8に入って
以来09年の九国大付が2勝した以外は1勝づつしか挙げてないので、
甲子園でもベスト8以上が狙えるチームに出場して欲しいものだ。