昨日の17:00から日本映画チャンネルでキングコングの逆襲が無料放送で
OAされていた。
一応DVDを持っているのだが ちょうど大分から遊びに来ていた女房の友人
夫婦がヒーロー作品が大好きだったという事だったし、次男も‘見たい’と言う
ので途中から一緒に見せていた。
この作品は何と言っても悪人であるドクター・フーを演じた天本英世の魅力が
満載なのだが、もう1つ他の作品にないのがクライマックスの場面で東京タワー
上でのキングコングとメカニコングの戦いだ。
この作品のキングコングのサイズは20mだからこそ東京タワーに上っての格闘
という事になったのだろうし、オリジナルのキングコングがエンパイア-ステイト
ビルに上っていた事に対するオマージュだろう。
キングコングとメカニコングの戦いの舞台になったのが東京タワーだが、最初に
登場したのは61年のモスラで幼虫のモスラが東京タワーに取り付いて繭を作り
成虫に変態したのだ。
それからもガラモンやノコギリンにベロクロンから破壊されているし、平成ガメラ
ではギャオスの巣にもなっていた。
巷では東京の新しいランドマークとしてスカイツリーが持ち上げられていて確かに
あのデザインは斬新なのだが、怪獣映画の舞台になるのを考えると少し疑問だ。
仮にキングコングとメカニコングがスカイツリーに上って戦ったり、劇中でメカ
ニコングに囚われていたスーザンを救出するシーンやギャオスが卵を産み付けた
巣もスカイツリーでは無理だろうと思う。
やはりエッフェル塔をモデルにした東京タワーのデザインこそが怪獣映画の舞台
に相応しいと改めて思うし、同時にスカイツリーを最初に襲撃する怪獣は何だろう
かと思ってしまうのだ。