【第90回センバツ】ベスト8出揃う 連覇狙う大阪桐蔭、花巻東、三重、星稜が8強入り＜第9日結果＞
今日でベスト8が決まる大会9日目の注目カードは第1試合の明秀
日立－大阪桐蔭戦で、勢いに乗る日立が桐蔭の投手陣を打ち崩せるか
が最大のポイントだろう。
第2試合は彦根東の増居が花巻東の打線をどれだけ抑えられるかで、
13年夏に対戦した時には花巻が9－5で快勝している。
第3試合は日大三を後半圧倒した三重と、おかやま山陽に逆転勝ちし
た乙訓の対戦で複数投手を擁する両校だけに継投のタイミングが重要に
なるだろう。
第4試合は共に初戦で打線が爆発したチーム同士だが共に初出場校
相手という事になるので今回の試合が真価を問われるが、点の取り合
いが予想されるので いかに3点以内に抑えるか。
第1試合：明秀日立 1－5 大阪桐蔭
2回までランナーを出しながら併殺などで得点できなかった桐蔭
だが3回に1番&3番の短長打で先制すると、5回にも2番&3番の
連打でチャンスを作り2アウト後5番のタイムリーで2－0とリード
を広げる。
7回に2番&4番の短長打で1点を追加した桐蔭は8回にも四球で
出塁した6番が内野ゴロと三盗で1アウト3塁とチャンスを広げ、
8番&1番の長短打で2点を追加しダメ押し。
8回まで根尾から2安打7四球に抑えられていた日立打線は9回に
7番のHRで1点を返すと、更にヒットと2四球で2アウト満塁と食
い下がるが4番が三振でゲームセット。
日立の細川は4回以外は毎回ランナーを出しながら何とか粘って
最少失点に抑えてゲームを作っていたのだが、肝心の打線が根尾の
荒れ球に手こずり12残塁と打線がつながらなかった。
第2試合：花巻東 1⑩0 彦根東
1回に彦根は1番が死球で出塁するが2番が併殺に倒れ直後に3番
がヒットで出塁するなどチグハグな感じで、4回にも1アウトから3
番&4番の連打でチャンスを作るものの5番が併殺に倒れる。
6回には9番がヒットで出塁しバントと暴投で3塁に進むがスクイ
ズを失敗し併殺になるなど5回まで花巻打線をパーフェクトに抑えて
いる増居を援護できない。
花巻は6回、7回と四球のランナーを出すが牽制アウトなどでチャ
ンスを広げられずに延長に入る。
迎えた10回に花巻は先頭の4番がチーム初ヒットで出塁し5番が
歩き、6番のヒットでノーアウト満塁から7番の犠牲フライでサヨナ
ラ勝ち。
素晴らしい投球をした彦根･増居だが打線の援護がなく特に6回の
スクイズ失敗から完全に流れを手放した形だったのに対し、花巻は
1回の2番打者の場面から登板した伊藤が踏ん張ったのが大きい。
第3試合：三重 2－1 乙訓
1回に三重は1アウトから2番が内野安打で出塁し2アウト後に
盗塁し4番のタイムリーで先制すると、3回に乙訓も1番&2番の
連続内野安打とバントで1アウト2･3塁から4番の投ゴロで1塁送
球の間に3塁ランナーが還る好走塁を見せ追い付く。
その裏に三重は1アウトから1番がヒットで出塁するが盗塁失敗
の後に2番がHRを放ち勝ち越し。
4回以降は両投手が立ち直り3イニング連続三者凡退で進み、迎え
た8回に乙訓はヒットで出塁した1番がバントで2塁に進み3番の
投ゴロで飛び出したものの好走塁でオールセーフとなるが4番&5番
が凡退して万事休す。
両投手とも好投した中で8回1アウト2･3塁の攻防で三重の福田が
踏ん張ったのが最終的に明暗を分けた。
第4試合：近江 3⑩4 星稜
1回に近江は星稜の先発・竹谷を攻め3番のアウトを挟んで4安打
を集中し2点を先行すると4回まで毎回ランナーを出すものの星稜が
踏ん張って2－0で5回を終える。
こうなると‘次の1点’が勝負を分けると思われたが6回に近江が
7番が四球で出塁しバントは失敗するも9番の3ベースで待望の追加
点を挙げた。
星稜も5回にヒットと相手の送球エラーなどで1アウト2・3塁のチャ
ンスを潰すが3点をリードされた6回に4番以下の4連打で一気に2点を
返し更に1アウト1・3塁から9番の犠牲フライで追い付く。
勢いに乗った星稜は8回にも先頭の5番が2ベースで出塁しバントと
死球で1アウト1・3塁からスクイズを失敗し勝ち越しチャンスを潰す
が、10回に2アウトから5番がヒットで出塁し6番が左中間を破りサヨ
ナラ勝ち。
富島戦同様に2番手で登板した奥川が近江打線を1安打に抑えた事が
勝ちを導いたのだが、近江にしてみると1回に2点を先制し更に2アウ
ト満塁まで攻め立てているし4回にはノーアウト2塁でバント失敗の3
封されるなど追加点を取れずに止めを刺せなかったのが価値を逃す事
になった。
おすすめブログ
@goo_blog
