ホンモノのボクシングを堪能した

八重樫、2度目の防衛=WBCフライ級―村田は2試合連続KO(時事通信) - goo ニュース

 今日 両国国技館で行われたWBCフライ級タイトルマッチでは王者の八重樫
東が
強敵である1位のエドガル・ソーサをスピードで圧倒し3-0の判定勝ちで
2度目の
防衛に成功。

 セミファイナルで行われたロンドン五輪金メダリスト・村田亮太のプロ入り2試合
目はアメリカのデーブ・ピーターソンに手こずりながらも最終ラウンドで
ストップ勝ち
して2戦目もKOで連勝となった。


 村田は中盤からピーターソンのパンチを浴びながらも逆に盛り返し8Rには連打で
ストップ勝ちを収めたが、ピーターソンが村田のパンチを上手く受け
流して反撃し
逆襲を食うシーンも度々あったので やはり2戦目というキャリアの
浅さは目に付く。

 とはいえミドル級あたりはアメリカのこういうタイプと常に戦うわけで、そういう
意味ではいい勉強になっただろう。


 メインのWBCフライ級タイトルマッチはハッキリ言って挑戦者のソーサの方が
Lフライ級王者時代に10度の防衛に成功しているだけあって格上という感じだった
ので、八重樫のボクシングがどこまで通じるかと思って見ていたら意外にもスピード
で圧倒し優位に試合を進めるのには驚いた。


 出入りのスピードが全く違うし足もしっかり動いてソーサを翻弄し相手の打ち
終わりにしっかり連打をヒットするなど井岡と統一戦を戦った時に比べて格段の
進歩を見せていた。

 時折ソーサの右クロスを貰うものの後続打を許さずに細かい連打で相殺していく
ため反撃の糸口を与えず完勝だった。


 こうして見るとボクシングも強い相手と戦う事でレベルアップしていくというのが
分かるし、今日の八重樫のように例え倒せなくてもこういう試合をやれば
観客は
満足するだろう。


 これこそホンモノのボクシングであり3日前に汚された物が洗い流された気が
した。

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