ガメラ対バルゴンと水戸黄門

 最近コチラではTV東京系で11:30から水戸黄門の第1部がOAされている。
 水戸黄門といえば主題歌である‘あゝ人生に涙あり’が有名だが、この歌や
BGMを作曲した木下忠司が何と怪獣映画であるガメラ対バルゴンの音楽を
担当していたのだ。

 ガメラ対バルゴンは昭和ガメラシリーズでは唯一子供が登場しない作品で
有名なのだが、音楽も水戸黄門の木下忠司が担当しているからか他の作品
とは全くムードが違う。

 昭和のガメラシリーズといえば最初の大怪獣ガメラとガメラ対ギャオスはザ・
ガードマンで有名な山内正が担当し、ガメラ対バイラスから有名なガメラマーチ
を作曲した広瀬健次郎になってガメラ対ギロンからジグラまでは仮面ライダー
の菊池俊輔となっている。

 特にガメラマーチは当時の我々子供達には好評で歌いやすかったし菊池俊輔
のBGMも軽快で、いかにも子供向けという雰囲気だったのだ。

 その対極にあるのがシリーズで唯一子供が登場しないガメラ対バルゴン。
 木下忠司のBGMは妙に重厚で大阪でバルゴンの冷凍ガスで凍結させられた
ガメラの氷が融けて復活し、回転ジェットで飛翔するシーンの曲などは神が舞い
降りるようなムードの曲だった。

 実際に意識して聞いてみると水戸黄門で使われたBGMと似たような曲が多い
のに気付いたし、どう考えても子供向け作品のムードではない。

 もし昭和のガメラが完全な大人向けに作られていたら音楽も木下忠司になって
いたのかもしれないと思ってしまう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (英彦山)
2011-05-04 23:02:45
最近 耳に残ってるメロディは テレビから流れる 緊急地震速報のメロディです。 実際は 固まるしか ないですけど… あのメロディは ゴジラの伊福部さんの甥が作ったらしいですね。 さすがに 緊張感が走ります。
 
 
 
それは初耳です (こーじ)
2011-05-05 23:54:30
>英彦山様
 それは初耳でした。
 たしかにあのメロディは緊迫感がありますよね。
 
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