宇宙戦艦ヤマトの17話は真田志郎と古代進の兄・守との話が登場する旧作の
18話と同じ内容のEPだったのだが、やはりというべきか真田志郎の両手足は
爆弾を組み込んだ義手&義足ではなかった。
旧作では金属の接合部を剥離させるマグネトロンウェーブを出す要塞島を攻略
するため古代と2人で決死隊として破壊工作に行くのに対し、今回は一気に3万
光年の距離を縮める事ができる亜空間ゲートのシステム衛星を再起動するため
の工作員として出動する。
ただし再起動させる時に大量の中性子を放出する事を知って自分だけ犠牲に
なろうとするのは、旧作で自らの義手&義足の爆弾で爆破し自ら犠牲になろうと
する内容までは同じ。
そして このEPでは古代守という存在が真田にとっては親友で進にとっては
唯一の肉親であるという接点で2人の間にあったわだかまりのようなものが
氷解するし、特に真田は古代守が搭乗した ゆきかぜの帰還性能を保証できな
かったという事と2199でも冥王星海戦のメ号作戦が陽動だった事を知らせて
ないのをトラウマにしているという設定も同じだった。
こういう親友に対するトラウマを親友の弟に告白して罪滅ぼしのために犠牲に
なろうとする内容のEPが設定は違っても両方で見られるのは嬉しいものである。
旧作で古代進が当初沖田艦長に対する不信の念を抱いていたのを太陽系離脱
のEPで2人で酒を酌み交わし和解するEPがあるのに対し2199では このシーンが
なかったので上司と分かり合うという内容のEPは必要だろうと思うのだ。