2024 夏の甲子園・第13日＝決勝のカードは関東一vs京都国際

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp5-240821-202408210000345

　夏の甲子園も今日が準決勝で準々決勝から1日の休養日を挟んで
行われるわけで、中1日の日程がどう4校に影響を与えるのか興味
津々である。

　第1試合は強打の神村学園と2枚の好投手を擁する関東一の対戦
になるのだが、意外に神村の投手陣と得意の機動力を駆使する関
東一の攻撃陣の戦いにカギがあると思うし大きな試合はロースコ
アになりがちなので神村の投手に注目したい。

　第2試合は共に複数投手を擁して打線も強力な両校で京都国際は
今春の近畿、青森山田は昨秋の東北大会を制している実力校で両
校は選抜の初戦で対戦し青森山田が4－3でサヨナラ勝ちしている。
　今夏は再戦でリベンジが目立つが、このカードはどうか？

　第1試合：神村学園 1ー2 関東一　

　関東の先発は坂井でも畠中でもなく大後だが3回まで毎回ランナ
ーを出して攻める神村は4回にヒットで出た4番をバントで送り6番
のタイムリーで返して先制し、投げてはエースの今村が5回までノ
ーヒットに抑える好投を見せ9番&1番が連続四球とバントで1アウト
2・3塁のピンチも3番&4番を討ち取りリードを守る。

　ところが関東は7回に5番が初ヒットで出塁しバントで2塁に進む
と7番の2ベースとライトのエラーで追い付き、さらに1アウト3塁
から8番の強烈な2ゴロを弾くエラーで逆転。

　神村も6回から登板した坂井を攻め9回に1アウト後5番&6番の連
打で1・2塁から2アウト後8番がセンター前に弾き返すが、センタ
ーが好返球で刺して関東が逃げ切った。

　関東にとって正しくラッキー7だったが神村に惜しまれるのは、
立ち上がりに1番が歩いて2アウト後盗塁した2アウト2塁と6回に
2番が歩いた後クリーンアップが3者連続三振に倒れたあたりに1
点取れていればというところか。

　1－0で勝つチームではないだけに、6回を境に流れが関東に行
った感が強い。

　第2試合：京都国際 3ー2 青森山田

　立ち上がりに山田は中崎を攻め1番&3番の四球と4番の2ベース
に5番の犠牲フライで2点を先行し3回、5回とノーアウトのランナ
ーを出すが中崎と西村が踏ん張り追加点を与えない。

　すると6回に京都はこの回から登板した関を攻め1アウトから2番
&3番の連打と死球で満塁とし5番のタイムリーで追い付き、なお1
アウト1・3塁から6番の投ゴロを弾いて併殺ならず勝ち越し。

　その裏に山田は1アウトから歩いた4番が5番のヒットで3塁に走
るが刺され、9回も先頭の4番が歩いてノーアウト1塁のチャンス
で5番が併殺に倒れて万事休す。

　第1試合の関東一はラッキー7なら京都はラッキー6という感じで、
両校とも複数安打が出たイニングのみの得点。

　山田としてみると2点先取した1回になお6番のヒットで2アウト1
・3塁というチャンスや、逆転された直後に四球で出塁した4番が5
番のヒットで3塁に走ってアウトになった場面が悔やまれる。