アジア杯を連覇した なでしこジャパンだが

なでしこアジア杯連覇!途中出場FW横山がV弾 GK山下は殊勲のPKストップ

 ヨルダンで行われていた女子サッカーのアジア杯は、日本時間の
今日未明に決勝が行われ日本代表ことなでしこジャパンはオースト
ラリア相手に84分に横山久美が決めたゴールを守り切り2大会連続
優勝を飾った。

 試合は14分にPKを取られたもののGK山下杏也加が止めて先制を
許さず、押され気味に試合は続いたが84分に横山がエリア内に切れ
込んで右隅に決めて先制するとオーストラリアの反撃を何とか凌ぎ
1-0で逃げ切ったのだった。

 今大会は来年行われる女子W杯の予選を兼ねており5位までが出場
権を得る事ができるわけだが、日本は直前に行われたアルガルベ杯
では8位に終わるなど前評判は今ひとつ。

 オーストラリアや韓国と同じブロックで2位以内というのはアル
ガルベ杯の結果を見ると意外に厳しいのではと思ったし、実際に2
試合目で韓国相手に押されながら0-0で引き分けた時には‘大丈夫
か?’という雰囲気で優勝できるとは思えなかったのだ。

 それがオーストラリア相手に1-1で引き分け‘辛うじて’という
形でW杯出場権を獲得しベスト4に進出したのだが、中国戦では一気
にブレイクして3-1で快勝すると決勝でもオーストラリアに1-0で
勝っての連覇となった。

 今大会の白眉はグループステージ最終戦のオーストラリア戦だろう。

 63分に先制したものの残り4分で追い付かれた後に互いに引き分け
だとベスト4進出という事から、オーストラリアがボールを奪いに来
ないのに付き合って後方でボールを回しながら時間を潰し引き分けに
持ち込んだわけで松〇安太郎ら一部の代表OBには不評だったがやる
べき事をきっちりやれるのが強みだと思う。

 今日の決勝も後半に放ったシュートは決勝ゴールとなった横山の
1本だけという乾坤一擲のチャンスを生かし切れる勝負強さが光った
わけで、かつて一世を風靡した華麗なパスワークが披露できなくても
勝ち切れるのは体を張った球際の強さの賜物だし男子の日本代表に
最も欠けている面ではないか。

 11年ドイツW杯で優勝し12ロンドン五輪や15カナダW杯で準優勝し
たメンバーの大半が抜け、新戦力が入って来た中でもアジアで結果
を残せた意義は大きいので来年のW杯も期待したい。
 

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