東福岡、2大会ぶり6度目V 東海大仰星の連覇阻み「高校3冠」達成
12月27日から花園ラグビー場で始まった今年の全国高校ラグ
ビー大会は今日決勝が行われ、春の選抜と七人制大会を優勝して
いた東福岡が前年優勝の東海大仰星に28-21で勝って連覇を阻
むと同時に高校三冠を達成した。
試合は立ち上がりから東福岡が攻勢をかけるものの得点でき
ずに迎えた19分、自陣から森が抜け出して独走しT&Cを決めて
7-0とリードすると終了間際の仰星の猛攻を凌いで後半へ。
後半に入っても32分に焼山のT&Cで14-0とした後に仰星は
36分と40分に立て続けにBK宮崎とFW山村のT&Cで14-14とする
ものの、東福岡は45分に自陣から堀川の独走T&Cで再び勝ち越
すと47分にも堀川のT&Cで28-21とリードを広げ仰星の反撃を
55分に谷口のT&Cで7点差に迫るが終了間際にパスミスが出て
東福岡が逃げ切った。
エリア的には仰星が上回っていたのだが攻め込んでターンオ
ーバーやノックオンなどのミスが出て、そこから切り返されて
失点というケースが目立つ。
東福岡も2度ばかりパスをインターセプトされピンチを招く
ケースがあったのだが、しっかりと戻って守り切るなど危機管
理能力の差が出たか。
東福岡が初優勝したのは07年度で今年は10年目になるのだが
09年度から3年連続優勝し、続く2年は優勝を逃すものの14年度
には5度目の優勝で今回で6度目だから10年間で半分以上の6回
も優勝した事になる。
今大会は3回戦まで2試合連続完封するだけでなく139点&91
点と大勝続きだったのがベスト8からは一転、京都成章にタッ
クル&ディフェンスに苦しみ7-19から逆転勝ちするとベスト4
でも御所実のモール攻撃の前に残り10分まで13-24とリード
されたのを25-24で逆転勝ちするなど勝負強さを発揮していた。
それにしても東福岡と仰星は毎年のように顔を合わせ白星と
黒星を繰り返すなど素晴らしいライバル関係だ。
ちなみにベスト4が行われた一昨日は高校サッカーで前年優勝
校の東福岡が仰星に0-1で敗れて連覇を阻まれ男子バレーも初
戦敗退しラグビーで敗れていたら東福岡にとって厄日になるのを
凌いだのだが、一転して今日は仰星が連覇を逃しただけでなく
サッカーは高円宮杯U-18に続く二冠を目指す青森山田に1-2
で敗れるなど仰星にとって厄日となった形だ。