カーリング男子世界選手権で日本は健闘の4位

日本は4位=初のメダルはならず―カーリング男子

 日本時間の3月31日からカナダのレスブリッジで行われていた
カーリング男子世界選手権の最終日に、コンサドーレ札幌で編成
された日本代表は3位決定戦でスイス相手に4-8で敗れて4位で
大会を終了した。

 試合は第3エンドで3-1と逆転したものの4-2で迎えた第7エ
ンドに4点を奪われて逆転されると、第8&第9エンドを連続スチ
ールされ力尽きる形になったのだ。

 それでも4位というのは歴代の男子代表では最高の成績で健闘
と言えるし、特に予選リーグでは2位に入ったカナダに9-3で
第6エンド終了後にコンシード勝ちしたのには驚いた。

 今回の日本代表の目標は6位以内というものだったが13チーム
参加の大会だから予選リーグ12試合では7勝というのが最低限の
ラインだろうが、対戦相手を見ると世界王者のスウェーデンや開
催国のカナダに平昌五輪金メダルのアメリカとスイスあたりに勝
つのは難しいだろうから他の国相手に7勝1敗で行く必要があった。

 初戦のイタリア戦では第8エンドまで2-4とリードされたのを
逆転勝ちしてから波に乗りオランダ戦まで4連勝したものの、5試
合目のスウェーデン戦は3-8と完敗する。

 次の韓国戦は前半を終えて2-6と完敗ムードだったが第9エンド
で逆転すると11エンドで勝って連敗せず、そこから連勝しカナダ
にも9-3で勝ったのだから凄い事だったしスコットランドにも勝
ち7勝目を挙げて決勝ラウンド進出を決める。

 ただ10試合目で強豪のスイスにエキストラエンドまでもつれ込
む接戦の末に5-6で敗れると、アメリカに4-10と完敗し3敗目を
喫して最終戦でロシアに勝って9勝3敗でカナダやスイスと並んだ
ものの当該チームの対戦成績の規定で4位通過となった。

 もっとも普通に考えるとスイスに敗れているので2位通過はない
だろうと思ったし、3位も4位もプレーオフを戦わないといけない
のだが3位通過で当たるスコットランドの方が4位通過で当たるア
メリカよりは嫌だったので4位通過でよかったと思う。

 そしてプレーオフのアメリカ戦では予選リーグでは立ち上がりに
3失点した反省を踏まえ後攻のエンドで2点を取る理想的な流れで、
エキストラエンドに持ち込んで7―6で勝ち準決勝進出したのだ。

 さすがに準決勝のスウェーデン戦は現地時間9:00開始のプレー
オフ終了後、14:00開始だから厳しいと思っていたので2-8の
完敗は仕方ないだろう。

 最大のターゲットだった3位決定戦の相手はホームの大声援を受
けてメダル死守に燃えるカナダより、予選リーグで接戦を演じたス
イスの方がいいと思っており実際にスイスと対戦すると予選リーグ
ではなかった3得点などで2点リードを奪う事ができた。

 しかし最後は地力の差が出た形で敗れたわけだが初出場で力以上
の物を出せたと思うので、来年以降が凄く楽しみになったと思う。

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