デビス杯テニス、日本はWG残留 マクラクラン・内山組勝ち3連勝
昨日から大阪のITC靱テニスセンターで行なわれていたテニスの
デビス杯プレーオフでボスニア・ヘルツェコビナと対戦した日本は、
ダブルスの内山靖崇&マクラクラン勉ペアがトミスラフ・ブルキッ
チ&ナルマン・ファティッチペアにストレート勝ちし前日のシング
ルス2試合でも連勝していたため3連勝で来年2月に行なわれるW
グループ予選への出場権を獲得した。
前日ラバー1でダニエル太郎、ラバー2でも西岡良仁が共に3-0
のストレート勝ちで連勝して迎えたラバー3は日本が苦手とするダ
ブルスで内山&マクラクランペアがブレークを許さず6-2・6-4
・6-4のストレートで勝ったのだから大いに価値がある。
今回の相手ボスニア・ヘルツェコビナはエースのダミアー・ジュ
ムホールが全米OPで負傷欠場していただけでなく、台風で関西空
港が使えずに他から経由して会場入りするなどコンディション的に
厳しかったのは事実。
それでも錦織圭や杉田祐一が欠場した中で、エース格のダニエル
太郎だけでなくケガから復帰した西岡もランクでは上のミルジャ・
パシッチにストレート勝ちしたのだから大したもの。
来年からデビス杯はレギュレーションが変わり2月にWグループ
予選が行なわれるので、日本の当面の目標は予選を突破しベスト8
に入る事。
2月といえば全豪OP明けになるので錦織のようなエース格はベス
トコンディションで臨みづらいところがあるので、2番手以降の選手
達とダブルスのレベルアップが必要不可欠になるため今回のようにダ
ニエルや西岡の活躍は重要だろう。
とりあえず今回の勝ちでWグループのプレーオフでは12年にイス
ラエルから敗れて以来コロンビアやウクライナ、ブラジルら相手に5
連勝になるのだから最近は2月の初戦で敗れ9月のプレーオフで残留
というパターンが続いている。
ベスト8へ進むのは容易な道ではないがWグループで戦い続ける
事がレベルアップへの道になるのを考えると、プレーオフで勝ち続
けるというのは重要な事だと思う。
残念なのは新聞やメディアの扱いが小さい事で、こういった試合
こそしっかりと報道するべきではないだろうか。