あまりリアリズムに徹しても・・・・・

 先日ヒーロー好きの お客さんと話題になったのが謎の円盤UFOの話。

 サンダーバードを作っていた21世紀プロの作品で円谷作品ではミラーマン
やウルトラマンガイアなどに影響を与えたといわれる大人向けの作品である。

 大人向けであるからリアリズムに徹しているのだが、問題なのが謎の円盤 UFOの特集本の中に日本の識者が‘ウルトラセブンとは違う’というコメントを
しているのに凄い違和感があった。

  というのがUFOの場合は基本的に宇宙空間でUFOを仕留める事になって
いるのだが、セブンの場合は宇宙ステーションがあって侵略円盤を見張って
いるものの大気圏内での話が多いというのだろう。

  しかし当時の撮影技術では宇宙空間でのセブンと異星人の戦いは厳しい
ものがあるだろうし、そもそもセブンは敵キャラとの戦いをメインにしている
作品なのに対しUFOは敵である侵略宇宙人との頭脳戦がメインなのだから
比べる事自体がおかしいと思うのだ。

 最近はリアリズムでないとダメという風潮が強い。
 実際 自らショー宣言したプロレスが廃れ、リアルファイトに徹したUFCに
人気が流れている事実がある。

  とはいえリアルファイトのUFCを見ていても真剣勝負というのが分かる
だけに試合ぶりに華やかさがないのが事実だし、こうなるとたまにはバック
ドロップなどショーでなければ決まらないプロレスの大技を見たくなってしまう
のだ。

 つまりモロにリアルな作品は面白味という面からすると厳しいケースが
多い。
 ウルトラセブンはリアリズムという面では抜けた部分が多いので、それ
こそが魅力になっていると思ったりする。

  やはり何事も多少は華がないと辛いものがあるのではないだろうか。

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