共演者を輝かせるブルース・リーの凄さ

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/f-et-tp0-200726-202007260000691

　燃えよドラゴンでブルース・リーと組んで活躍していた俳優の
ジョン・サクソンが、先日亡くなったというニュースがネットに
載っていた。

　ジョン・サクソンといえば燃えよドラゴンでギャンブル好きの
格闘家ローパ―役で有名だが、聞くところによると白人社会のハ
リウッドという事で当初はラストでハンと戦うのはリーではなく
友人のウイリアムスを殺されていたローパ―という事になってい
たらしい。

　TVドラマではタイムトンネルやボナンザに鬼警部アイアンサイ
ド、燃えよカンフーなどにも出演していたらしいが申し訳ないが
今ひとつ印象が薄い。

　映画でも燃えよドラゴンの後に宇宙の七人やエルム街の悪夢に
ビバリーヒルズコップ3などに出演しているのだが、やはりロー
パ―ほどのインパクトが薄い。

　これはジム・ケリーが黒帯ドラゴンの主役よりウイリアムスの
イメージが強いのと同じで、地獄のヒーローやデルタフォースで
主役を演じているチャック・ノリスも然り。

　どうしてもブルース・リーという巨星と共演すると格下になっ
てしまう一方、ブルース・リーと戦った俳優だからこそファンが
覚えているという事が多々あり実際に主役ではなかったグリーン
ホーネットでは演じた助手の加藤がバン・ウイリアムズを喰って
しまった感が強い。

　逆に言えば他の映画で主役を演じても目立たなかった俳優がブ
ルース・リーと共演する事により輝きを放つ事ができるのだから、
いかにブルース・リーが素晴らしい存在だったか分かるのだ。