レオでは珍しいスッキリEP

　今から50年前の昨日74年12月13日にOAされたウルトラマンレオ
36話は、ダンとゲンにアストラと連携が取れたレオの作品の中では
珍しいスッキリEPだった。

　このEPに登場するアトランタ星人は3年前にアトランタ星で行方
不明になっていた宇宙飛行士・内田三郎に変身して帰還、高倉長官
の娘・あや子の婚約者という立場を利用してMACに入隊するとMAC
ウランの輸送を引き受けMACステーションの破壊を目論む。

　そこでダンがウルトラ念力で一時的にあや子を危篤状態にし病院
へ向かわざるを得なくさせ、ゲンの追跡で作戦を成功できない情勢
になった事から正体を現して巨大化する。

　それでもMACウランを積載したマッキー2号を捕獲してMACステ
ーションへの衝突を目論むが、そこへアストラが登場してレオとの
ダブルフラッシャーで倒すという流れ。

　敵が地球人の婚約者に化けて基地内に侵入し主役は敵の正体を知
るが看破できない状況の中、一計を案じて敵の正体を晒すという展
開はウルトラマンAのメトロン星人Jr編を思い出す。

　この時はメトロン星人Jrが山中隊員の婚約者マヤを殺害して化け
TAC基地に侵入すると、兵器開発部にあったマリア1号の設計図を納
めた金庫を破壊するが山中隊員からの婚約指輪を南夕子が要求する
と平然と応じたの事から正体が判明する。

　今回はダンのウルトラ念力で一時的にあや子を危篤状態にし内田
を作戦に参加できなくする事で、星人の野望を阻止し正体を現させ
更にアストラまでが登場して共闘となるなどレオにしてはドロドロ
した要素がない内容だった。