東海大、大会新で初V=青学大は5連覇逃す―箱根駅伝
正月は箱根駅伝や大学ラグビー選手権など大学スポーツのビッグ
イベントが行われるのだが一昨日の2日にラグビーの帝京が天理に
敗れて10連覇に失敗したのに続き、昨日3日に箱根駅伝5連覇を目
指した青山学院も敗れ今年は長期連覇を続けていた大学の連覇が
止まる正月になった。
ラグビーは組み合わせを見ると帝京の連覇を阻むと思われた明治
をはじめ早稲田や慶應に東海が別パートで、帝京のパートの強敵は
関西を制した天理がいるものの最近の関西勢は関東に比べ今ひとつ
という事だったし流経大戦が完璧だったので2日の準決勝は帝京が
何点差を付けて勝つかが焦点と思われた。
ところが前半風上にも拘わらず2T&1Cを許して0-12で折り返す
と後半開始早々にT&Cで7-12にしたところで‘やはり帝京か’と
思っていたら、15分後に天理が‘次の得点’を取ってペースを渡さ
ずに終わってみれば29-7で天理が快勝して帝京の10連覇を阻む形
になった。
一方の箱根駅伝も絶対王者といわれた青山が2区で8位と出遅れた
ものの3区で主将の森田歩希が快走しトップに立った時は5区に竹石
尚人がいるので4区で例え逆転されても青山のものと思っていたら、
4区で東洋の相沢晃が快走して逆転すると5区の山登りでも好調を維
持し2位の東海に1分14秒差を付けて往路優勝を果たしたのに対し
青山は頼みの竹石が失速して東洋に対して5分半の6位という予想外
の展開。
それでも復路に強力なメンバーを揃えていた事で‘ひょっとした
ら’と思わせたが、実際に6区の小野田勇次と7区の林奎介に9区の
吉田圭太と3人が区間賞をマークするなど追い上げを見せ8区で東海
から逆転された東洋を10区で抜いて2位浮上し復路優勝を果たした
もののそこまで。
結果的に往路優勝は東洋で復路が青山、総合が東海と力が拮抗し
た今大会だったという事になるわけで特に学生スポーツで勝ち続け
る事の難しさを実感するものだった。