ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
遂に露呈したマニー・パッキャオの衰え
先週の日曜日にラスベガスのMGMグランドガーデンで行われたWBOウエル
ター級タイトルマッチで王者のマニー・パッキャオが挑戦者のティモシー・ブラッ
ドリーに1-2の判定で敗れ7年ぶりの黒星を喫する事になった。
試合前の予想ではパッキャオの圧勝が予想されていたし、実際パッキャオが
終始押しまくっていたので個人的な採点では悪くても116-112でパッキャオと
考えていたので2人の115-113でブラッドリーというのは意外だった。
ただ正直思ったのが試合中にパッキャオのKO勝ちもないだろうというもの。
パッキャオが世界的なスーパースターになったのはオスカー・デラ・ホーヤとの
階級の差を制してからでリッキー・ハットンやミゲール・コットをストップするなど
自分より大きな相手を圧倒して倒していくパッキャオに対する人気はうなぎ上りに
なっていた。
ただし個人的に危惧していたのがパッキャオの持ち味であるスピード。
フライ級上がりのパッキャオが強打だけでなく下の階級から上げていった事に
よるスピードのアドバンテージを生かしての勝利だと考えていたので、先日の
マルケス戦などスピードが互角だったり上回られてしまうと手こずるのではと思っ
たのだ。
実際パッキャオは現在国会議員兼務のボクサーで政務も ある事だから以前の
ようなトレーニングはできないだろうし、加齢というのが更にスピードの衰えに
拍車をかける。
つまりスピードというアドバンテージがなくなったときパッキャオは並みの強打者
という評価になるわけで、実際ブラッドリーは1階級下のSライト級上がりだから
少なくともスピードによるアドバンテージが使えない相手だったのだ。
それでもブラッドリーを倒せないまでも一方的に試合を進めたのを見るとパッキャ
オの力自体の落ち幅は小さいのだろうが、3年ほど前までのようにKOを量産する
というのは これから厳しいのかもしれない。
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ただ、WBOでは採点検証を始めるようですし、第二戦への機運は益々高まるでしょう。
「無効試合→即再戦」なんてウルトラCの可能性もあると思います。
確かに、スピードというアドバンテージがなくなったパッキャオは
出鼻を迎え撃たれると思い切った踏み込みも出来なくなり、並みの強打者になりますね。
今回は全盛の片鱗で魅せましたが、次回以降はどうなるか?
全盛の輝きに近付いて有終の美を飾るか?
もっと衰えを露呈して終わるのか?
注目ですね。
まぁ判定を覆す事はないと思いますけど、再戦命令は出そうな感じですね。
何とかリターンマッチでは勝てそうな気もしますが
メイウェザーとやったら勝つのは厳しいでしょう。