食文化の違いを楽しもう

 早いもので名古屋オフ会から1週間が経つ。
 名古屋に降り立ったのは11年前の00年1月の新年総会以来で、当時は総会
出席のため のぞみで名古屋駅→タクシーで総会の会場→マイクロバスで懇親
会の会場→マイクロバスで名古屋駅まで送ってもらい のぞみで帰郷という
パターンだったから懇親会で名古屋コーチンを食べたぐらいしか名古屋メシは
味わえなかった。

 それから11年後に名古屋でオフ会が行われたのだが地元在住のみっちゃん
から矢場とんと珈琲コメダに連れて行ってもらい味噌カツとシロノワールを
食べる事ができたので、名古屋に行ったという気分になった。

 ちなみに懇親会では時間の関係でご飯系を食べられなかったので小牧空港
のレストランで、きしめんと天むすも食べたので残るは ひつまぶしとスガキヤ
ラーメンぐらいだろうか。

 10年前に新婚旅行で北海道に行った時に函館の観光タクシーの運ちゃん
から
‘旅に出て現地の文化を知るには地元の人が行きつけの
食べ物屋に行くのが一番いい、間違っても観光客しか
行かないガイドブックに載っている店に行ってはいけない’
と言われていたのだが、今回もそれを改めて実感した次第。

 だから福岡に遊びに来た友人を食べ物屋に案内する場合は必ずモツ鍋の
よし田や、天ぷらの ひらおに連れて行くのも、福岡市内在住の人が‘ここは凄く
美味しい’と言うからである。

 以前97年のW杯フランス大会アジア最終予選を取材したサッカーライターの
後藤健生氏の著書「アジアサッカー戦記」では
‘中東地域で お茶を頼むと砂糖がたっぷり入った紅茶が
出てくるのだが、普段なら甘くて飲めたものではないのに
暑いからか砂糖の甘さが心地よい’
という件があった。

 つまり‘郷に入れば郷に従え’ではないが、現地の人が美味しく食べている方法
で食べてみるというのは大事な事だろう。

 98年に釜山の1泊旅行をした時に引率してくれた先輩が地元の人しか行か
ない焼肉屋に連れて行ってくれたのだが、その時に現地の人がチシャに大葉・
カブの薄切りを乗せた上に焼肉を一切れ乗せてキムチなどと一緒に食べるのを
教えてくれた。

 たしかにこの食べ方なら肉が胃にもたれる事なく いくらでも食べられるし、
肉:1に対して野菜:4~5の割合で食べられるので体にもいいと思い日本に
帰ってから焼肉屋に行くと必ず釜山で教えられたようにして食べている。

 矢場とんで食べた味噌カツは味噌ダレがたっぷりかかっているのだが、みっちゃん
ら名古屋在住の2人は一味をかけて食べていた。
 我が家では基本的に薄味なのだが‘ならば’という事で私も一味を振って食べて
みると更に味噌の味わいが引き立つので、先日の昼食に総菜屋で購入したカツを
食べる時に土産に貰った味噌ダレをかけ一味を振ると確かに美味しく食べられた。

 とはいえ家でかける場合は少量だが・・・・

 昔 上洛した織田信長が捕らえた敵方の料理人が日本一の腕を持つと言われ
ていたので作らせたところ味の薄さに‘こんなものが食えるか’と激怒したという
エピソードが国盗り物語に載っていたが、今回名古屋で味噌カツなどを食べると
素材の味を生かした薄味の料理である京料理とは対極の価値観があると実感
するのだった。

 やはり行った先で食文化の違いがあるからこそ面白いと思う。  

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (英彦山)
2011-05-22 22:26:49
まさにケンミンショ―ですね(笑) 新潟のカツ丼は 玉子でとじてなくて タレカツ丼ですよ。これはこれで うまいですね。
 
 
 
今残念は (屯田兵)
2011-05-23 00:24:22
寿がきや関東撤退しちゃったこと
五百円でラーメンとかき氷食べれた進出10年早かったと思う。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2011-05-23 23:55:34
>英彦山様
 まったくです。
 タレでのカツ丼というのも美味しそうですね。
 そういえばキャベツの千切りの上にカツを乗せた
ソースカツ丼というのも以前見ましたね。

>屯田兵様
 500円でラーメンとカキ氷が食べられたとは凄いですよね。
 何で撤退したのかな?
 
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