ガッツ石松 苦闘の初防衛から50年

 今から50年前の今日74年9月12日に愛知県体育館で行われたWBC
ライト級タイトルマッチで、4月にタイトルを奪取したガッツ石松
が10位チェリー・ピネダとの初防衛戦で苦戦の末に引き分けて辛う
じて初防衛に成功した。

 試合は突進するピネダを石松が足を使って捌く展開だったが石松
はピネダの突進を持て余し、迎え撃つも手数が少なく押されまくる
など見栄えも悪く苦闘を印象付けた。

 判定が出るまでは‘下手したら’と思っていたが日本人のレフェリー
&ジャッジの採点は、74ー73・71ー74・72ー72と3者3様の引き分け
での初防衛で4月のゴンサレスからタイトル奪取した試合からは別人
のような試合ぶり。

 4月に強打を誇るロドルフォ・ゴンサレスを鮮やかに倒した石松
だが、初防衛戦はゴンサレスよりパンチのないピネダだから楽勝
ではないかと思われたのが意外な苦戦での初防衛だった。

 後に石松が言うには名古屋入りしてから王者と挑戦者がオープン
カーに乗ってパレードがあったようだが、この時にサービス精神旺
盛な石松は上半身裸になってシャドーボクシングをしたのが原因で
風邪を引き悪コンディションで臨んだようだ。

 やはり減量中は免疫力が落ちるので一般の人より風邪を引きやす
いというのを初めて知ったわけだが、ピネダとは翌年4度目の防衛
戦で再戦し今度は判定で勝っているものの倒せなかったのは相性と
いうのもあるという事を知った一戦だった。

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