ウルトラQで甦る東宝特撮シーン

 総天然色版ウルトラQの再放送がWOWOWでOAされているのだが、改めて
見ていると東宝映画のライブフィルムによるシーンが目立つ。


 基本的に戦闘機が飛来してミサイルを発射するシーンはラドンと地球防衛軍で
使用されているし、鳥を見たでラルゲユウスが飛び立って街を破壊のもラドンが
福岡の街を破壊するシーンだ。


 更にモングラー編では戦車隊が一斉射撃を加えているが、これも地球防衛軍の
シーンからだしラストで地中深く潜り込んだモングラーが火山脈に衝突して噴火
するシーンはラドンのラストシーンになっている。


 子供の頃には これらのシーンを見てもオリジナルのシーン自体 そうそう見て
ないし、モノクロならば なおの事 気付く者もいなかっただろう。


 かく言う私も86年に出たフィルムブックを見て気付いたぐらいだし、この頃になると
東宝映画のオリジナルシーンをレンタルビデオで見ていたからこそ分かったわけだ。


 ミニチュアを使った特撮シーンは経費がかかるのは自明の理で、映画なら
まだしもTVの予算で新撮すれば予算オーバーは確実だ。


 だからこそライブフィルムの使用はCGが無い時代で、ビデオやDVDソフトが
出回る前は立派な智恵だったわけだから我々も‘予算をケチってから’ではなく
‘これは○○のシーンで見たぞ’というような楽しみ方をしていたのだった。


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