今年はNHKの連続テレビ小説の あまちゃんが大ヒットしたのだが、当然ながら
OPの軽快なテーマも人気曲になった。
なにせ あまちゃんを全く見ていない息子達が8月6日の出校日にあった平和
授業から帰宅すると あまちゃんのOPテーマを口ずさんでいるのだから子供達を
はじめとした視聴者が受けたインパクトは かなり強かったのだろう。
ちなみに8月6日は登校して広島の原爆記念式典を教室のTVで見終わった
後に あまちゃんが始まったわけで、荘厳なセレモニーの後に対極な独特のOP
テーマが流れるとインパクトが強いのは当然だろう。
さて今年の夏の甲子園では応援団のブラスバンドで あまちゃんのテーマを
演奏するケースが当然ながら多かった。
特に準優勝の延岡学園はチャンスになるとコレをガンガン流していたので
敗れはしたものの決勝戦の最終回は このテーマに乗って場内が延岡学園の
応援一色になった感があった。
ちなみに延岡学園のブラバンは前回出場した10年はチェンジになるとゲゲゲの
鬼太郎のOP部分を流していたのだが、この年は連続テレビ小説がゲゲゲの女房
だったので それにちなんで演奏していたと思っていたから今年あまちゃんを演奏
するのも予想通りではあったが・・・
ただ あまちゃんのOPテーマが甲子園で演奏されたのは何も人気番組のテーマ
だけでなく応援用に相応しい曲調でないといけないが、あまちゃんOPテーマの
最初の部分をマイナー調にすると智弁和歌山の応援団の定番曲であるエルクン
バンチェロと感じが似ていると思ったのだ。
エルクンバンチェロはアフリカンシンフォニーやジョックロックと並ぶ今や応援
演奏の定番曲になっているので、同じような曲調の あまちゃんテーマも馴染み
やすいと出場校のブラバン関係者が考えたのではないだろうか。
ただし来年以降の甲子園でも今夏と同じぐらい演奏されれば甲子園文化と
して認知される事になるのだが、それを考えると来年の高校野球が別の意味
で楽しみになってくる。