さぁファイナルだ

　甲子園は第１試合で駒大苫小牧が第２試合で早実が勝ち明日の決勝で対戦する。
　３連覇がかかる駒大だがかつて３シーズン連覇に挑んだ法政二や池田は準決勝で大阪の
浪商、PL学園に敗れている。
　つまり鬼門は準決勝。
　智弁相手に駒大は田中を温存してきたので１回に早々と先制した後に満塁と攻め立てたが１点止まり、反対に駒大は追いついた直後にショートゴロエラーで勝ち越し更に２点を
加え４－１。２回に智弁は２点返しなおノーアウト１,２塁で１塁ランナーがリリーフした田中の牽制で刺されこれで駒大は息を吹き返したし主導権を握った。
　攻撃力は智弁、投手力は駒大の予想だったが総合力と少しばかりの運で駒大が快勝した形だった。
　第２試合は昨日の福知山戦で燃え尽きたのか鹿児島の攻撃に迫力がない、1回にあっさり3人で終り、その裏2つの四死球でランナーをためライトに打たれた3ランでほぼ勝負が決してしまった。
　早実の斎藤もあまり無理をしない頭脳的な投法できたので鹿児島打線はきりきり舞い、チャンスらしいチャンスもないまま５－０。
　ただ鹿児島は49校中実力的には40番台のチームだったのがよくぞここまで勝ち上がってきたと感心する。エースが途中から登板し１失点だったから「エースを先発させれば」
などという無責任な事を言う輩がいないとは思うが、前日180球投げたエースではやはり同じような結果だろう。最終的に斎藤を全くといっていいぐらい打てなかったのが敗因にすぎない、智弁や横浜のようなプロ並みのチームが必ず勝つのではなく鹿児島工のような
ある程度普通のチームでも勝てるのが高校野球の魅力だろう。
　ただ私は九州人だから鹿児島が勝った方が嬉しいけど決勝を考えると早実が進んだ方が駒苫と面白い勝負が見られるはず、決勝は斎藤がどこまで駒苫打線を抑えられるかが焦点になる。