霊体になったジェダイの設定は日本の特撮文化

 スカイウォーカーの夜明けでシリーズ9作を完結させたSWシリー
ズの特徴として、ジェダイの騎士が死ぬと霊体になって弟子にアド
バイスを送るなどのサポートをするのがある。

 新たなる希望でオビ=ワンがダースベイダーと対峙し自らライト
セーバーを受けたのを見た時に‘オビ=ワンがやられた’と思いきや、
デススター攻撃の時から始まり帝国の逆襲やジェダイの帰還まで
霊体として登場し続けたのには驚いたし以後ヨーダも同じ事をし
ている。

 つまりジェダイは死ぬと‘フォースと一体になる’という解釈で
霊体として生き続けるという形になっていたので、レイ編になっ
ても最後のジェダイでルークが死んでも‘また霊体になって登場
するのだろう’という安心感?があった。

 もっともジェダイといってもオビ=ワンの師匠クワイ=ガン・
ジンはダース・モールにやられた後やメンス・ウィンドウらも
死後霊体という形で登場しなかったわけで、シスの復讐のラスト
でクワイ=ガン・ジンがフォースと一体化しつつも自我を保ち続
ける方法を発見していたという話をヨーダからされるのを考える
とフォースと一体化し霊体として活動できるのは一部という事に
なる。

 とはいえ死んだはずなのに霊体として登場し主人公にアドバイ
スを送るというのは、むしろ日本の方がSWシリーズより先だ。

 例えばミラーマンは侵略者インベーダーの策略で命を落とした
ものの二次元の世界で生き続けている形で形見のペンダントを与
えたのを皮切りにアドバイスや警告を与えたり、エネルギー残量
を知らせるカラータイマーの装着までしていたし最後は帰還命令
も出していた。

 またレインボーマンの師匠・ダイバダッタもヨーダの如く死期
を悟って亡くなると姿を消し、以後も悩むヤマトタケシにアドバ
イスを送って励ましたりタケシのピンチを度々助け最終回では処
刑寸前のレインボーマンを救出するなど物理的な力も発揮してい
る。

 SWシリーズ生みの親であるジョージ・ルーカスは東洋的な文化
に対するリスペクトを持ち大いに影響を受けているというが、ジェ
ダイが死後霊体になって弟子をサポートするという元祖が日本とい
うのは妙に誇らしいものである。

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