「日本バスケの墓堀役」川淵氏ら推進協議会に怒り
今週の月曜日に国際バスケット連盟=FIBAのインゴ・ヴァイ
ス氏達が来日してJBAやBリーグがこれまでやってきた改革を
評価する一方で、元オリンピック代表選手や首脳陣達で構成され
ている日本バスケットボール推進協議会=JBICから日本のバス
ケ界に問題や不満がある事への調査の要望書が届いた事に対する
批判をしたとの事。
ご存知のように日本の男子バスケットボールは76モントリオー
ルを最後に五輪に出場できてないだけでなく、アジアでの地位をも
年を経る毎に低下させている状態だったためプロ化を求めるbjリ
ーグと企業チーム主体のJBLに分裂するなど混乱が続きFIBAか
ら再三にわたって改善要求が出されていた。
このままでは2020東京五輪の開催国枠すら厳しくなっている事
からサッカー界を改革した川淵三郎氏を迎えて改革に乗り出すと、
2つのリーグを統一して現在のBリーグを立ち上げ何とか上昇への
きっかけを掴んだ矢先に足を引っ張る抵抗勢力の存在が明らかにな
った形だろう。
今回のニュースでJBICの存在を知ったのだがウィキで役員名簿を
調べて見るとローマや84東京五輪組を筆頭に、モントリオール五輪
組が最年少という超高齢組織でFIBAからJBLとbjリーグの統合な
どを再三にわたって要請されながら何もできなかったメンバーが中
心だという事が分かった。
当時JBLを主導するJBAの中心人物達ができなかったJBLとbj
リーグの統合などの組織改革を外部から来た川淵氏らにやられ面子
を潰されただけでなく、川淵氏のバスケ界立て直しのタスクフォース
により失脚した事による逆恨みというのが妥当ではないかと思われる。
だからこそFIBAのヴァイス氏は‘JBAは順調に発展を遂げている
のに対しJBICの幹部の考えがモントリオールや東京の頃から止まって
いる‘という見解を示したわけだろう。
今年はアメフトやレスリングにボクシングなどアマチュアスポー
ツの不祥事が多発したのだが、JBICのように能力がないのに威張り
たがるだけでなく成功した者の足をも引っ張るという‘アマチュアは
清廉潔白’からは程遠い連中が排除されずに地位にしがみついている
様子が白日の下に晒されたという事になる。