
昔の学研ムー誌の、読者の精神世界の分野における
個人的な研究結果、実験結果を紹介するコーナーは、当時らしく、
知性を感じさせるものが多く、また内容の濃いものとなっていました。
その中で、「予知とテレパシーの開発の実践的方法」と題し、
自らの経験によって、考え出したトレーニング方法で、実際に自分の
仕事での必要な情報や人材を集める事に成功している例を挙げ、
そして難しくないそのトレーニング方法を紹介されている方が
いました。
以下、そちらから抄掲させて頂きます。
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私は独自のトレーニング法の確立により、自分の知りたい分野での
情報収集や、必要な人材を集める事に成功している。
そしてそれは、思いもかけない方法で展開、実現し、しばしば私を
驚かせている。
私は、高額商品を扱う会社の管理職に就いている。
毎月、多額の売上目標をクリアーし、最終的にはトップないし、上位の
業績で、年間計画を達成してきている。
苦労した記憶はあまりない。
また、社員の突然の退職を、なぜか事前に知る事が出来る、
突然の出来事を事前に知る事は、管理する者にとって、非常に都合が
いい。
これは全て、予知とテレパシーの開発による。
(中略)
予知・テレパシーの開発への糸口は、自己催眠でリラックスする事
から始まる。
しかし、それを独習でマスターするのは時間がかかるし、効果が出る
前に、投げ出してしまうのがオチだ。
そこで私は、自己催眠の代用を考え、類似の効果を狙った。
この方法は、やったその日に、すぐ体感出来るのだ。
やり方は簡単。
①布団に入り、目を閉じる。手の位置は、自分の楽な場所ならどこでもよい。
4、5回行い、息を吐きながら、安堵感を味わう。
②50から逆に数を数えていく。
この時、まぶたの裏に数えている数字を描き出すようにすると、雑念が
湧き難い。
③リンゴを思い浮かべる。
形、色艶、表面のツルツル、部分的な凹凸、手触りなどについて、細かく
観察する。
④リンゴをグルリと一周させ、ガブリと一口かじってみる。
口の中いっぱいに広がるリンゴの味覚を、③と同様に観察し、更にもう
一口かじる。
そうして半周してもう一口、ついには芯の芯まで食べてしまう。
⑤ここまでが、自己催眠の代用である。
これまらいい加減にやっても、唾液ぐらいは出てくる。
一週間ぐらいで、恐ろしいほどの集中力、イメージ力がつく。
リンゴに飽きたら、みかんやバナナ、パイナップルなど、自分の好きな
果物に替えていくといい。
特に果物を指定した理由は、「パブロフの犬」的な効果を期待したからだ。
また、嫌いな食べ物は避けるべきだ。
なぜなら、リラックスの効果が半減してしまうからだ。
⑥ここまで来たら、最後に「○○について知る事が出来る、知る事が出来る、
知る事が出来る」と何度も繰り返し、そのまま眠りに就いてしまえばいい。
リンゴを食べ終えた時点で、完全なシータ波感がする。
この時イメージした事は、予知であれ、テレパシーであれ、必ず実現する。
従って、プラスの想念で行う事は、言うまでもない。
この練習は、出来るだけ毎日のように行い、慣れ親しみ、熟達する事である。
また、意識を精神分野へ、より近づける為の自己啓発としては、そのような分野の
本を読みまくる事ではないかと思う。
(中略)
そうした本に触れる事は、精神的向上と、超能力開発の励みとなる。
これからも、先人の歩みに触発されながら、自分独自の方法を編み出していきたい。
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