画像は、江戸時代に文盲の人の為に描かれるようになった、
「般若絵心経」で、80年代には、雑誌の付録のポスターにもされました。
この般若絵心経について、心霊研究家の朝倉三心氏は、このように
解説されています。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
【「般若心経」は人類最高の呪文】
私のように、心霊問題を研究する者は、好むと好まざるに関わらず、
悪霊と対決したり、怨念の憑いた物や人と接触する事が多い。
自分を守る為に、タリズマンとして貴金属を身に着けたり、香を
使ったりするが、時として、相手のパワーが強大で、一つ間違えば
大変な事になるというケースもある。
特に、外国で取材や研究をする際には、心身共に震え上がるような
体験をする事がある。
悪魔祓いの出来る専門家が側にいてくれないので、自分で悪魔祓いや
除霊をしなければならないのだ。
悪霊や心霊現象によって、心身に危機が迫った時、私は大きな声で
「般若心経」をあげる事にしている。
そうすると、怒り狂っている幽体などが、静かになってくるから不思議だ。
霊障をよく受けるアメリカ人にも、ローマ字で「般若心経」を教えたが、
この経文を唱えると悪霊が消えると、非常に関心していた。
2000年の長きに渡って、これほど多くの人に唱えられ続けた経文は
他にない。
「般若心経」は、声を出して読む事によって、その経文の持つパワーが
最大に発揮されると、私は確信している。
一字一句の意味はあるのだろうが、イギリスの亡霊にも、アメリカの
悪霊にも通じるパワーは、その音の中に秘密があるとしか考えられない。
心霊現象に関心のある方は、是非「般若心経」を憶えておいて欲しい。
必ず役に立つ事があるはずだ。
この経文は、悪霊や災厄を除くばかりでなく、開運招福の大きな働きも
ある。
仏教の経文という考えに固執しないで、魔除け・開運の呪文として
考えられるとよいと思う。
【東北で誕生した「絵心経」の歴史】
特に江戸時代、仏教が民衆の中に深く入り込むようになり、単なる
念仏や名号に満足しなくなった信者たちは、御利益の多い経文を
こぞって憶えようとした。
ところが、漢字の経文をスラスラ読める人は殆どいない。
ひらがなやカタカナさえ読めない文盲も多かった。
こうした人々の為に作られたのが、「絵心経」である。
(中略)
例えば、最初の「摩訶」は、お釜の絵を逆に描いて、「まか」と
読ませている。
「絵心経」には、厳密なルールが無く、写したり、出版する人の発想で
自由に絵が変えてあり、昔の人の工夫が窺える。
絵心経を一枚の紙に描くと、素晴らしいタリズマニック・パワーの
ある作品が出来上がると考えた結果、植下画伯に「絵心経」の制作を
お願いする事にした。
それが(画像の)ポスターにした作品である。
このポスターを飾って、純粋な信仰心を持っていた昔の人をしのびながら、
是非大きな声で、「般若心経」を唱えて欲しい。
何事によらず、必ず良い結果がもたらされるに違いないと思う。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++