80年代から90年代初頭にかけて、各種の占い雑誌で取り上げられて、
毎月の占いや、タロット占術の上達のアドバイスなどをされていた
占い師に、モハメド・アミン・コフィ氏がいます。
コフィ氏はアフガニスタン出身で、70年代に農業研修の為に
日本で生活していた所、78年にソヴィエトの侵攻となり、帰国が不可能と
なって、東京で占い師として生計を立てられていました。
そしてコフィ氏の、アフガニスタンに残された息子の、12歳のフルグラ君が一人、
14歳になると政府軍に徴兵されるか、ゲリラ隊「ムジャヒディン」の戦士に
ならなければならないので、一度日本にいるお父さんに会いたいという願いから、
アフガニスタンを命がけで脱出し、日本にまで来る事が出来、通学する事に
なったのですが、日本の学校に、いじめなどに遭ってなじめず、一時的に
不登校になってしまい、ゲームセンター通いを始めてしまったりしたのですが、
お父さんの叱咤によって再び立ち直ったという経緯があります。
「アフガニスタンの星を見上げて」
http://www.bk1.jp/product/00614070
http://mamo.huu.cc/bd01017.htm
現在フルグラ君は、アフガニスタンに帰国されているという情報がありますが、
詳しい事は知られていません。
モハメド・アミン・コフィ氏は、タロット占いもされていましたが、ペルシャ
占星術をメインとされておられ、92年には、実占的な部分に的を絞った、
古代ペルシャ占星術の本も出されていました。
またその前には、誌上で何度か、日本では珍しい、ペルシャのおまじないを紹介
されていました。
その幾つかが丁度、わたくしの手元にありますので、今回、こちらから幾つかを
抄掲させて頂きます。
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【叱られそうな時】
●お線香を三本灯して、ペルシャの呪文「クダヤー・クダヤー・クーマナム」を
三分間唱えてから行けば、叱られなくて済む。
【好きでない異性から言い寄られて困っている時】
●相手の名前、生年月日、星座、住所と、ペルシャの呪文
「アズ・トゥ・ビーゾラム(AZ TO BEZARAM)」を
黄色い紙に書き、四階折りたたんで、靴の中の土踏まずの部分に、
貼り付けたまま一日履いておくと、離れていってくれる。
【恋のライバルが出現して困った時】
●赤いローソクに、キリでライバルの名前を彫り、午前2時、暗い部屋で火を灯し、
目を閉じてペルシャの呪文、「チャシミ・バウ・ドウル」を3回唱える。
名前が燃えてしまえば、ライバルは離れていくはず。
【自分の好きな異性が、他の人を好きな時】
●リンゴを二等分し、それぞれの切り口に、自分の名前と、好きな相手の名前を
ナイフで彫る。
それから両面に蜂蜜をつけて二つを合わせて、ペルシャの呪文「アズ・トウ・ミオ
ヤド・コーシャム」を3回唱えれば、相手は君に振り向くはず。
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他のおまじないは、また他日に抄掲させて頂きたく思います。