「アルケミイ体操」からの続きです。
画像は、アルケミイ体操の中の「塔のポーズ」です。
「第1呼吸法」とは、すみやかに息を吸いこみ、5秒から7秒ほど息を止めた後、
ゆるやかに息を吐いていく呼吸法です。
ルネ・ヴァンダール氏は、真の錬金術とは、人間錬金術であり、
人間を鉛のような状態から、黄金へと変容させる技術であると
いう事を度々強調され、その理論などから、アルケミイ体操を
考案されました。
以下、同氏の言葉です。
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錬金術、すなわちアルケミイは、自己改革の修法であり、魂と肉体の
鍛錬の為のテキストです。
アルケミイを鍛錬すると、次のような効果があります。
①金銭的・物質的な欲望が少なくなり、心が広くなります。
②つまらない日常的な事にとらわれたり、こだわったりしなく
なります。
③人間関係に無用な摩擦がなくなるので、伸び伸び生きられます。
④健康になります。
自然治癒力が増して病気にかかり難くなったり、たまたま病気に
なったとしても、回復がずっと早くなるはずです。
⑤男女とも背筋がピンとして背が伸び、スタイルが良くなります。
⑥五感が冴えてきますので、第六感が開発される要因になります。
⑦それを目的とする訳ではないですけれども、アルケミイを実践して
いるうちに、テレパシー能力が強くなったり、念力が強くなったりする事が
あります。
⑧集中力・克己心が著しく増大するので、勉強が苦痛でなくなり、
成績が上がります。
ざっと考えても、アルケミイはこのぐらい効果があります。
あなたも是非、トライしてみてはいかがでしょうか。
アルケミイは、人間と宇宙の調和が目的ですから、自然を大切にし、
自然と共に生きる事を提唱しています。
そうは言っても、大昔の行者のように、山に篭って荒行をしたり、
やせ細るほど断食するような事はしません。
自然と共に生きるという事は、町の中にいても出来るのです。
毎日の生活をあくせくせず、無闇に物を欲しがらず、満足と云う事を
知って、季節の移り変わりや天体を身近に感じて生きる事で、十分
自然に即した生活が出来ます。
中国のことわざに、「小陰は山に隠れ、大陰は町に隠れる」というのが
ありますが、修行の足りない行者は、山篭りばかりするけれど、本当に
行をしようと思うなら、何も山に篭る事はない、きちんと修行する行者は、
むしろ町の中にいる、という意味です。
あなたも町の中で、アルケミイの真意を悟り、自己研鑽に励んで下さい。
ところで、アルケミイのトレーニングをすると、超能力者になれますかという質問が
よく来ますが、トレーニングをしたからと言って、誰でもすぐに超能力者になれる
という訳ではありません。
ある人は、超能力は何かのトリックによるものであると言いますし、ある人は、
超能力は完全に存在するが、未だそれを証明する科学的手段がないだけの
事であると言います。
外野が騒いでいる間にも、アルケミイで感性を磨いた人の中から、超越した意識を
持ち、またそれに相応しい力を持った人が出現してくるでしょう。
その時人間は、新たなる宇宙的な意識が芽生え、その魂は肉体を完全に離脱して、
より高みにいると思われる、高次の霊と接近するはずです。
真の超能力者は、自らの超越的な力を、見世物のようにさらしたり、誇示したりは
しないのです。
超能力が身についた人は、きっとその術を秘匿して、いたずらに他人に見せるような
事はしないでしょう。
人の力を超えた能力が身につくと、その事が自ずと判るはずです。
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