宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「中東欧の霊性」

2009年11月24日 | Weblog




ギリシャ、そしてユーゴスラビアやブルガリアなどの中東欧地域は
現在はキリスト教が一般的となっていますが、かつては異なる
宗教や霊魂観があり、その中では、様々な妖精や精霊が物や
植物に宿るとされ、またいわゆる「守護霊」に相当する存在や、人間に
害を与えたり足を引っ張ったりする邪霊が、非常に身近なものであると
され、守護霊のような霊を呼んだり、邪霊を除いて災いを祓うという事が、
普通の事として行われていたようです。

例えば邪霊は、病人の多い家、どうやっても営業不振になる店、
揉め事の絶えない家などは、霊が悪影響を与えていると見られるそうです。

守護霊的な存在がつくような人というのは、心優しく、敬虔な人で、
反対に邪霊が寄って来るような場合とは、誰かを恨んだり、不正をしたり、
大した物ではないと言って、他の人のものに手を出したり、嘘をついて
他人を傷つけたりする時に、ちょっとした心のスキをついて、その人の
心の中にスーッと入り込んで、考えてもいなかったような影響を与えるとの事で、
この辺りの認識は、日本や他の国の神秘学と、全く違いが無いように思います。

以下、フェニキアの守護霊に相当する、人間を援助してくれる霊を招く方法の一つ
というものですが、気配りや思いやり、優しさの心を持たない人には、決して
やって来ないとの事です。

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【墓参り法】

①心身を清め、敬虔な気持ちを持って、毎月の自分の誕生日と同じ日、
もしくは満月の日に、家の墓参りに行き、丁寧に掃除をして、先祖に護ってくれる様に
お願いします。

②その時、墓石に手を当て、一方の手で軽く叩いてみて、響く感じがすれば、
援助霊がやって来た証拠です。

③援助霊がやって来たのを感じたら、いつも心をこめて話しかけ、仏壇が
ある家では、朝晩お水や花を供えたり、一日の感謝と無事を祈ったり、
もし仏壇などがなければ、亡くなった人の写真を飾るなどして、仏壇と同じようにし、
愛情と敬虔な気持ちを持って、毎日接します。

また最上の付き合い方として、偶数日生まれの人は、果物を一週間のうち、
1~2回はお供えして加護を祈り、満月の晩にはそれを外へ出し、自分の影を見て
守護を祈ります。

奇数日生まれの人は、花を一週間のうち、1~2回はお供えして加護を祈り、
満月の晩には、鉢植えの植物を月光の下において、タップリと水を与え、
守護を祈ります。

もし霊がやって来なければ、また次の誕生日と同じ日か、満月の日に行い、
繰り返しても駄目な場合は、自分の心の持ち方を反省すべきであるとの事です。


画像は、このフェニキアの神秘主義の中で使用されていた護符との事で、
思わぬお金が入ったり、商売の金運向上をもたらすとされているものとの
事で、偶数日生まれの人は、これを財布に入れ、奇数日生まれの人は、
大切なものを入れる机の引き出しに入れるという使い方をするそうです。

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「Ancient Egyptian Music Performance」
http://www.youtube.com/watch?v=Ava9H3BVICM

古代エジプトで演奏されていた楽器を再現し、当時の音楽の
テキストを元に演奏しています。
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