|・)… (店番中)
( `m´)つ|ガラッ
( `m´) 「…娘さん 本日は奇火に関しまして。」
|・)…
( `m´) 「…さて 宮地神仙道における 一つの重要なものとして
"奇火"があります。
幾つかの秘辞に出てきますが
具体的に "奇火"とは何かという説明はありません。」
( `m´) 「…そして 秘辞を見ますと
"奇火"とは
穢れや陰 煩悩などを除く力であり
識において重要なものであるという事が判ります。」
( `m´) 「…そうやって見ますと
宮地神仙道で 奇魂の火の力の事を "奇火"と呼び
それを識に通じさせ
また潜在意識の中の汚れなどを消除させるという事であり」
( `m´) 「…要するに
仏教やボン教で 文殊菩薩の力を借りて
智慧の火を 八識に通じさせ
潜在意識にある 悪しき習性や 悪因縁の種を焼いて除く事
ノーシスで 擬人化されたクンダリニーの力によって
霊火を 識に通じさせ
潜在意識の 悪しき習性や 悪因縁の種を焼いて除く事
同じ事をしているのであります。」
( `m´) 「…つまり "奇火"とは
火之迦具土神の奇魂の火であり
八岐大蛇の尾から出てきた剣であり
人間には その一部が クンダリニーとして与えられ、
その力(奇火)無しに 得仙はできないようです。」
( `m´) 「…"奇火三光章" とは このクンダリニーの力の一部を削って
穢れや陰 煩悩(妄想)などを焼いて除く為に転用する方法のようです。
しかし乱用しますと クンダリニーが無駄に失われると思われます。」
( `m´) 「…火之迦具土神の奇魂の火が供給され
このクンダリニーが増長される為に
火之迦具土神の奇魂(文殊菩薩)に通じ その加持を受ける必要があり
仏教やボン教において 文殊菩薩が重視されているのは
そういう理由のようでして」
( `m´) 「…つまり こういう原理を知れば
無理に 宮地神仙道の道術を 盗んだり買ったりする必要がない事が
御判り頂けましょう。
つまり盗法や買法では 冥罪の負荷を負うだけで 道法が作動しない上に、
仏教やノーシスなどによって 同じ事ができ なおかつリスクを減らせるのであります。」
( `m´) 「…そういう訳で 軍荼利明王とは 火之迦具土神の奇魂の一部であり
奇火=軍荼利明王になりますかと。」
( `m´) 「…宮地神仙道の専門語になりますが
"妙芒" とは 上丹田の一部を指しているのではないかと思われます。
クンダリニーを上昇させる目的は
火之迦具土神の奇魂の火を 三つの丹田、
特に上丹田の 真一と 荒魂と奇魂に供給させて 発達させる事のようです。」
( `m´) 「…そして このように火徳が充分に供給される事で
初めて 陰魄を消除できる力も得られます。」
( `m´) 「…既に御判りでしょうが
尾てい骨から 上丹田まで 火之迦具土神の奇魂の火を上昇させるには
中脈が開通している事が前提となっています。」
( `m´) 「…また"霊水" と言うのは
和魂の含まれる 性エネルギーを指すのかもしれません。」
( `m´) 「…そして 宮地神仙の秘辞の一つは
"火之迦具土神の奇魂の火よ、上丹田の一部に至り
潜在意識の穢れや陰魄、五毒を浄化し 我を安寧に至らしめたまえ"
という事を 神界に通じる高度な専門的用語で言うという事であり」
( `m´) 「…拍子抜けされる方も いらっしゃるかと思いますが
もちろん こういう言葉を放つだけで 普通は何も作動しません。
そこで 神縁を受け 正師を通じて伝法された上で
自分が充分に 火之迦具土神の奇魂の火を具足した状態の中で放つ事で
初めて この秘辞によって クンダリニーの火が 上丹田の一部に至るようです。」
( `m´) 「…堕落した生活を避けて 功徳を積む事を心がけ
神仏に充分な供養を捧げた上で
観想を加えつつ 上の秘辞の要約のように念じる事によって
火之迦具土神の奇魂の火が動く可能性はあります。
実際ノーシスでも同じように
"聖なる母 クンダリニーよ 仙骨より出でて上昇したまえ" という祈祷文があります。」
( `m´) 「…まあとにかく
宮地神仙道の秘辞というのは アニメや漫画の魔法とは違い
その人の状態が整っていないままで誦しても 何の意味も効果もないのであります。
売法家は 宮地の秘伝そのものが霊力を発揮するように宣伝しますが
実際は 全く違うのであります。」
( `m´) 「…そして チベット系の神秘体系では
火之迦具土神の奇魂の火を 潜在意識の穢れや五毒の浄化の為に作動させる為に
"ディー" という音が鍵になるとされます。
火之迦具土神の奇魂の火が 上丹田に入ったら
"ディー" と誦しながら 悪因縁や煩悩などを 焼いて除いてゆくという事です。」
(大 物 主)
( `m´) 「…この春節にこそ 宮地神仙道を我に捧げるのである。」
|・)
(大 物 主)
|ミ サッ (`m´ ) 「早く差し出さないか!!!!!!!」