上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

総務委員会行政視察に参加して

2011-07-27 17:41:07 | 日記
 7月25~27日の3日間、総務委員会の行政視察に行ってきました。
内容は、①横浜市の統計業務「横浜市統計情報ポータルサイト」②総務省自治財政局財政課長に聞く「地方財政について」③東京消防庁のハイパーレスキュー隊の視察でした。
 政令市の先輩・横浜市の統計業務は、統計と情報提供が一体となって行われており、「統計情報ポータルサイト」を開設して、様々な情報がネットを通して、速やかに提供されています。しかも、横浜市の将来人口推計など、独自情報の職員でメイクして提供されています。特に、区ごとの業務の水準を統一して高めていくために、本庁の統計情報部門による研修にも力を入れているそうです。統計情報ポータルサイトは、市職員の自前による企画運営なので、委託料は一切なし、その分職員のスキルアップを大事にして専門性が大切にされています。この部門には、嘱託や任期付職員はいなくて、すべて正規職員によってなされています。専門分野を安易に委託しないこの姿勢は学ぶべきと思いました。
 また、東日本大震災で大活躍した東京消防庁のハイパーレスキュー隊は、今後熊本市が政令市に移行する中で、地方の拠点都市として、その消防力を高めていくうえで、参考になりました。6月議会で危機管理防災問題を論議したように、熊本には複数の断層があり、大きな地震などが起こる確率は高いと思われます。政令市になれば「特別高度救助隊」の設置が必要となります。消防力を高め、大きな災害が起こった時、九州の拠点都市の一つとしても、その役割が求められていくのではないでしょうか。命最優先の市政の在り方が大きき問われる分野です。6月議会では、政令市移行に向けて、行政区に1ヵ所の消防署・消防5所体制を強く要望しました。南消防署は、平田出張所に開設することが提案されています。植木消防の編入見通しがないことを理由に、北区消防署の設置時期は全く不透明ですが、植木の編入を待たずに、北区の中で人口の集中している旧市内部への設置を速やかに進めるべきであると思います。
 来年4月の政令市移行に向け、地域住民の皆さんの声を届けて住民サービス向上へと頑張っていきたいと思います。
コメント
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