市民の意向を聞かずにすすむ「熊本市役所建替え」・・・疑問や反対の声が続々と寄せられています

「市役所建替え」の是非、決めるのは「市民」です　　
市民の意向を聞かずにすすむ「市役所建替え」に、疑問や反対の声が続々
500億円の事業が必要？　熊本地震を耐えた耐震性ある建物では？　なぜ市民の意見を聞かない？
4月20日から、「庁舎整備に関する市民説明会」が始まりました。4月25日で、前半戦の5回が終わりました。
市民説明会では、「新庁舎整備基本構想」（素案）についての説明があり、意見交換が行われています。
＊説明と言ってもビデオ上映です。
市民の関心も高まり、党市議団へも連日、様々な声が寄せられています。
しかし、圧倒的に疑問と反対の意見です。

【市議団に寄せられた市民の声】
なぜ市民に知らせないで説明会をするのか！
「テレビで、庁舎整備の市民説明会があったと報道された。そんなのがあることを全く知らなかった。市政だよりには載せたのか。こんな大事な問題を市民に知らせず説明会を開くのはけしからん！」
（説明会の始まった20日に南区・男性より電話）
建替えに合点がいかない！足りない執務スペースは花畑別館跡地に別棟を建てればいいではないか
「市役所建替えに合点がいかない。市役所に行ったら、職員は皆、外部でも使える無線モバイル端末を使用していた。主要システムも外部データセンターに外出しで設置のようだ。万が一災害が起き庁舎の一部が使用できなくなっても、災害対応などの業務継続は可能と思った。コロナ禍を経てデジタル化が進み、市役所の執務環境も変わっている。執務スペースの不足は、花畑跡地に最低限のコンパクトな別館を建てればいい。デジタル化が進み災害時も業務継続や災害対応が可能なのに、何故500億もの血税で庁舎を建替る必要があるのか理解できない」（熊本市　50代　男性）　　　　　　　　　
熊本地震で損傷しなかった庁舎をなぜ壊す？500億円のムダづかい
　熊本地震で損傷しなかつた現庁舎は、専門家も耐震は大丈夫と言っているそうではないか。こんな立派な建物を壊し、500億円もかけて建替えるのは、税金のムダづかいだ。市民の意見も聞かないで。　　　（男性）
５００億円なんてとんでもない！私たちの苦しい生活を考えて！
　500億円の市役所など、とんでもない。市長だけいいマンションに住んで、私たちは苦しい生活。市長は何を考えているのか。　（高齢・女性）

＊毎日毎日、党市議団には電話やメールが来ますが、上記の意見を議会だよりに紹介しました。

市は、声を真摯に受け止め、疑問や意見に応えるべき
今、市民の声を届けることが大切
後半戦の「庁舎整備市民説明会」に参加し、意見を述べましょう！
【これからの「庁舎整備の市民説明会」開催スケジュール】
(区)　　　　(日時)　　　　　　　　　　　　(会場）　　　　　　
南区 ・５月 ８日（水）午後７時～ 　火の君文化センター
西区 ・５月 ９日（木）午後７時～ 　西部公民館大ホール
北区・５月１１日（土）午前10時～ 　植木文化センター
東区 ・５月１１日（土）午後３時～ 　東部公民館ホール
中央区・５月１２日（日）午前10時～ 　市民会館大会議室

＊住んでいる区にかかわらず、どの会場にでも参加できます。
＊申し込みをしていなくても、席が空いていれば予約なしでも参加できます。
　（予約が間に合わなかったという方も会場にどうぞ）

孫たちと生の舞台芸術・・・子ども劇場例会へ

大型連休の1日、孫たちと子ども劇場の例会に参加しました。
今回は､県立劇場でのダンス＆パフォーマンスによるエンターテイメントショーでした。
笑いを交えてのショーに会場は大いに盛り上がりました。
今回は､「すべての子どもたちに文化体験を！」との取り組みで、児童養護施設等の子どもたちも招待しての例会でした。
子ども劇場ならではのすばらしい取り組みです。
会場では､孫のお友達にも会いました。
すばらしい生の舞台と､交流の場が提供される子ども劇場は、子どもたちにとって､大切な成長の一コマだと思います。
1人でも多くの子どもたちが参加できるよう、文化に対する公的な支援の必要性を強く感じます。

江津湖ウォーキング・・・ジェンダー平等をすすめる会

4月28日、ゴールデンウィークの1日、「ジェンダー平等をすすめる会」で江津湖ウォーキングしました。
雨の多い日が続いていましたが、待っていたかのように晴れて､夏のような陽射しの中、県立図書館前から、上江津湖の端､第三湖東橋近くまでの1.5kmを歩きました。
湧水量の多い上江津湖は､本当にきれいです。
江津湖らしい芭蕉園､旧細川庭園､点在する句碑､地下水位観測井や､水前寺ノリの発生地などをボランティアガイドさんに丁寧に解説していただきました。
孫たちと参加､最後は川に入って遊び､子どもたちも大満足でした。
身近なところにある自然や歴史､文化的財産､市民の宝として､守り、多くの人に親しんでいただきたいと思いました。

　　　　　　　　

「TSMCの熊本進出と地下水汚染」について学ぶ・・・「地下水を守る熊本の会」学習会

守りたい！　100万人のいのちの水「熊本の地下水」
地下水を守る熊本の会学習会「TSMC熊本進出と地下水汚染」
4月14日、「地下水を守る熊本の会」主催で、熊本学園大学福祉学部教授・水俣学研究センターの中地重治氏を講師に、「TSMCの熊本進出と地下水汚染」と題し、講演されました。
・TSMCの熊本進出によって、地下水のくみ上げ量が増加すること
・TSMCで使用される化学物質の種類や量などの情報公開が必要なこと
・工場排水の処理が可能なのか。
・下水デイも含めて、産業廃棄物の処理・処分の取り組みが喫緊の課題である
など、基本的な事項から、具体的な内容までお話しされました。
地下水の涵養と汚染対策、TSMCの第2工場、また関連企業の進出も含めた検証と検討が必要です。

100万人のいのちの水「地下水」についての関心は高く、会場いっぱいの参加者でした。
市民の声を集め、行政や企業に届け、かけがえのない地下水を量の面でも、質の面でも将来にわたって守っていかなければならないと思います。

現庁舎の「耐震性能調査」の妥当性が問われた裁判・・・まともな審査をしたと思えない「不当判決」

熊本市役所・現庁舎の「耐震性能調査」の妥当性が問われた裁判
証人申請も退け、まともな審査をしたと思えない「不当判決」
2017年度と2020年度に行われた2回の耐震性能調査の評価結果は不当なものだとして、その調査費用の返還を求め闘われてきた裁判の判決が、4月22日に熊本地方裁判所で言い渡されました。
結果は、2017年度調査が却下、2020年度調査が棄却の原告敗訴の判決でした。

裁判は、進め方の点でも、証人申請が認められず、証人尋問すら行われませんでした。
超高層建築物の「耐震性能」についての識見が求められる裁判において、建築構造の専門家を法廷に呼ぶことなく、下された判決には、大いに疑問です。
まともな審査が行われたのかわからない。
この点では、熊本市が開催し、非公開とされ、審議内容が全く分からない「庁舎整備に関する有識者会議・耐震性能分科会」と同じです。
耐震性能の有無に重要な点となった「地下連続壁」の効果で、確かな証拠が提出されましたが考慮されず、全くの不当判決です。

500億円のムダづかいは許されない！・・・闘いは続きます
しかし、闘いは続きます。500億円の税金のムダづかいを許さないため、住民が力を合わせるときです。